園原武嗣の活動・発言など

園原武嗣氏が参院選愛知選挙区に立候補　教育と精神性を掲げる元市議が国政挑戦へ

園原武嗣氏が参院選愛知選挙区に立候補表明　“精神性の高い国づくり”を訴え 今夏に行われる参議院選挙の愛知選挙区（定数4）に、政治団体「日本誠真会」の公認候補として、元中津川市議会議員の園原武嗣氏（54）が立候補を表明した。6月13日、愛知県庁で記者会見を行い、「子どもたちの自己肯定感を高め、視野を広げる教育を残したい。勇気と希望をもたらす政治で、精神性の高い豊かな国をつくる」と語り、自身の理念と志を明かした。 園原氏は長野県の旧山口村（現在の岐阜県中津川市）出身。これまで空手の指導者として地域の青少年育成に関わり、公務員として山口村で勤務した経験も持つ。2023年には中津川市議会議員選挙で初当選を果たし、わずか1年で辞職。今度は国政への挑戦に踏み切る。 > 「口先だけじゃなく、現場で子どもに向き合ってきた人の言葉は重みがある」 > 「地方から出てくる候補の中でも、理念をしっかり持っている印象」 > 「“精神性の高い国”というのは抽象的だけど、逆に今の政治にない視点かも」 > 「空手の指導者として生きてきた経験が、教育や子育て政策にどう活かされるのか注目」 > 「立場が弱い人への目線がある候補に期待したい」 教育と精神性をテーマに据えた異色の挑戦 園原氏が記者会見で繰り返し訴えたのは、「子どもたちの未来のために何を残せるか」という一点だった。社会構造や価値観が複雑化し、格差や孤立が深まる中で、単なる経済政策や制度改革ではなく、「人間の内面」に目を向ける政治を目指すという。 特に教育分野においては、「点数や受験のための勉強ではなく、自分を肯定し、人と違う価値観を尊重できる力を育てたい」と語り、独自のビジョンを打ち出している。 この主張は、従来の“教育無償化”や“少子化対策”といった政策とは異なり、教育の目的そのものを問い直す視点に立っている。園原氏のように、現場で青少年と向き合ってきた経験を持つ候補がこうしたテーマを掲げることには一定の説得力がある。 地方から国政へ、“誠実な政治”の実現を目指す 山口村の元職員という経歴からは、地方の声を知る候補者としての資質も見て取れる。合併によって自治が失われた小規模地域の現実や、高齢化と過疎が進む中山間地の課題にも向き合ってきた園原氏は、「都市部中心の政策では取りこぼされる人があまりに多い」と訴える。 また、「誠実な政治」「誠のある日本」を掲げる政治団体・日本誠真会の理念にも共感し、派手なパフォーマンスよりも、真っ直ぐな言葉と実践力を重視したいと強調する。 現職・大手政党の候補者がひしめく愛知選挙区において、“無名の地方出身者”がどこまで支持を広げられるかは未知数だが、園原氏が掲げる「精神性を重視した社会づくり」という視点は、現代政治が見落としがちなテーマを突いている。