山下雄平候補、現場と国政をつなぐ「走る政治」　防災・農業で佐賀の声を届ける

走って声を拾う、現場主義の12年

Tシャツに短パン姿で、佐賀県内を駆け巡る姿が印象的だ。10市10町すべてを回りながら、山下雄平候補は3期目を目指す戦いの真っ只中にいる。
「誰よりも走り、誰よりも現場の声を聞く」――。その言葉通り、就任以来の12年間、農業・漁業・災害・子育てなど、地域に密着した政策実現に力を注いできた。

演説では、若い農業者や漁業者との信頼関係を築き、率直な議論を重ねたことを何度も強調。「世代が近いからこそ本音が聞ける」と語る山下氏は、水田活用交付金の“5年水張りルール”の見直しに奔走し、「課題を前に進めるため、党の部会や国会で声を上げ続けてきた」と実績を訴える。

「短パンで走ってるのもパフォーマンスじゃない、本気だよね」
「若い農家の話をちゃんと聞いてくれる数少ない政治家」

14カ所で連日開かれる総決起大会では、各地域が抱える課題と、それに対してどのように国政で取り組んできたかを丁寧に説明。形式ばかりの演説ではなく、政策の“過程と結果”を具体的に示すスタイルに、多くの有権者が耳を傾けている。

公共事業は「不要」か？防災こそ政治の責任

今回の選挙で山下氏が特に強く訴えているのが「防災・減災」の重要性だ。
全国的に災害が多発する中、佐賀でも毎年のように豪雨や河川の氾濫に見舞われている。山下氏は「公共事業は無駄」と語る立憲民主党の野田佳彦代表を名指しで批判し、「人命と暮らしを守るには、むしろ防災投資を強化すべき」と真っ向から反論する。

国土強靭化への取り組みが、単なる“予算のばらまき”ではなく、地域経済の維持と安心のための基盤整備であることを山下氏は繰り返し訴えている。

「公共事業を減らせって、じゃあ誰が堤防を直すの？」
「災害が続く中、防災を削る政党は信用できない」

「政府与党の真ん中」で声を形に

山下氏の強みは、与党中枢で政策を動かせる立場にあることだ。単なる願望や理想ではなく、国の制度や予算を具体的に動かし、地域に「結果」を届けてきた。

今回の選挙も、単なる議席の争いではないと山下氏は語る。「これは、皆さんの声を国政で形にできるかどうかの戦いなんです」と強調し、その“責任感”と“覚悟”を前面に押し出す。

「誰かがやってくれる」のではない。「自分がやる」と走り続けてきた12年間。選挙終盤のいまも、山下氏は一人ひとりの声を拾い上げ、汗だくになりながら街頭に立つ。

「中央に近い政治家が地方の声を拾う。簡単なようで難しいことをやってる」

地域密着と政策実現の二刀流

地方と中央を結ぶ政治家は数多いが、「聞く耳」と「動かす力」の両方を持つ政治家はそう多くない。山下氏はその数少ない一人だ。地域に足を運び、当事者の言葉を聞き、国政の場で結果を出す――。それは、一見地味で時間もかかるプロセスだが、最も信頼に値する政治のかたちでもある。

佐賀の一票が、誰の声を国会に届けるかを決める。ゴールまで、走り抜けるその背中が、12年分の信頼を物語っている。