2025-07-28 コメント投稿する ▼
公約ネパール館ナショナルデーに感動広がる 開館遅れを跳ね返す熱気と文化の力
開館遅れを跳ね返す情熱 ネパール館ナショナルデーに舞う“調和のハーモニー”
開館9日目の祝祭に詰め込まれた想い
7月28日、大阪・関西万博はネパールのナショナルデーを迎えた。万博会場内では、開館の遅れをものともせず、ネパールの豊かな自然や文化、精神性を表現した華やかなステージショーが披露された。
ネパール館は万博参加国の中でも最も開館が遅れたパビリオンとして知られる。これは、民間委託先から日本の建設会社への支払いが滞り、工事が一時中断するというトラブルが原因だ。実際にオープンしたのは、万博開幕から3か月以上が経過した7月19日。こうした経緯もあって、ナショナルデーの祝祭には、万博関係者や来場者の関心が一層高まっていた。
当日は、ネパールの山岳風景をモチーフにした衣装を身にまとったパフォーマーたちが登場。歌や伝統楽器の演奏、グループダンスによって、同国の多彩な文化や自然、そして人々の精神性が表現された。
“友情と親愛の絆”をテーマに
ステージショーのプログラムテーマは、「友情と親愛の絆-日本とネパール、調和のハーモニー」。その名の通り、パフォーマンスの随所には日本への敬意と友好のメッセージが込められていた。
中でも、グループダンスではネパールの詩に合わせて舞う演出が印象的だった。山や花、家族、友情、故郷といった日常の情景が、柔らかな所作と共に紡がれ、観客の心を捉えた。ネパール語が分からずとも、表情や身体の動きから伝わる“懐かしさ”や“敬愛”に、来場者は深い共感を覚えたようだ。
パビリオンの遅れはネガティブなニュースとして報じられたが、それを払拭するような熱気と一体感が、この日会場を包み込んでいた。
共感と称賛の声があふれる
SNS上では、ネパール館のパフォーマンスに対して、称賛や感動の声が次々と投稿された。
「ネパール館、めちゃくちゃ良かった。涙が出そうになった」
「こんなに感情のこもったダンス、久しぶりに見た」
「開館遅れなんて関係ない。心があったかくなる時間だった」
「日本とネパールの友情を肌で感じられた」
「万博の醍醐味って、こういう文化の体感だよね」
観客の中には、ネパールからの在日留学生や観光客の姿も多く見られ、万博という“多国間交流の場”の原点を改めて感じさせた。
パビリオンの意味を再確認
万博パビリオンは、単なる展示施設ではない。それぞれの国が、自らの文化や価値観、そして未来へのビジョンを表現する舞台であり、外交・経済・観光を結ぶ「国家の顔」でもある。
その意味で、ネパール館のナショナルデーは、遅れというマイナスを覆し、人々の記憶に残る大きなプラスを生み出したといえる。予定通りのスケジュールではなかったからこそ、伝えられた熱量や努力がより一層輝いて見えたのかもしれない。
今後もネパール館では、伝統舞踊や手工芸体験、仏教文化に関する展示などが予定されており、来場者の関心を引き続き集めそうだ。
石破政権のもとで進むこの万博は、形式よりも“実感”に訴える国際交流が軸に据えられている。それを象徴するような1日だった。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値36、達成率は0%と評価されています。