2025-07-12 コメント投稿する ▼
公約ブルーインパルス、35年ぶりに大阪の空へ舞う 万博来場者を魅了した15分間の奇跡
55年越しの記憶、再び夢洲の空に
真っ白なスモークが描く軌跡が、青空を彩る——7月12日午後3時、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が大阪・関西万博の会場上空を舞った。大阪での飛行は、1985年の花博以来、実に35年ぶり。会場に集まった来場者は、15分間にわたる迫力ある航空ショーに目を奪われた。
本来、飛行は万博開幕日の4月13日に予定されていたが、悪天候のため中止に。以降、「もう一度見たい」「なんとか飛んでほしい」という声が相次ぎ、大阪府の吉村洋文知事も防衛省に掛け合うなど、再実施の機運が高まっていた。
そして迎えたこの日、ついに関西の空にブルーインパルスが帰ってきた。
「空を見上げて泣きそうになった。生で見られて感動」
「1970年の大阪万博でも飛んでたって父が言ってた。親子で2度見られるってすごい」
「スモークの軌跡がまるで空に描くアート」
「猛暑を忘れるくらいの圧巻の演技だった」
「このためにチケット取った。夢洲の空、最高でした!」
スモークが描く空のアート 来場者が空を仰ぎ見たひととき
会場では、飛行機が一列に並ぶダイヤモンド隊形や、ハートを描くような軌道に歓声が上がった。夢洲の空を縦横に駆け抜けるその姿は、まさに“空飛ぶアート”とも言える。
万博会場に訪れていた家族連れやカップル、高齢者まで、幅広い世代が一斉に空を仰ぎ、シャッターを切ったり、歓声をあげたりする光景は圧巻だった。炎天下にもかかわらず、来場者は時間を忘れ、わずか15分のフライトに見入っていた。
ブルーインパルスが大阪で飛行したのは、1970年の大阪万博、1985年の花博に続き3回目。長い時を経て、再び大阪の空に舞ったその姿は、時代を超えた感動を呼び起こした。
熱望と調整の末に実現した“空のリベンジ”
今回の展示飛行は、単なるパフォーマンスではない。中止となった4月の飛行に代わる“リベンジ”として実現したもので、地元の熱意が結集して実現した背景がある。
大阪府の吉村知事が再飛行の可能性を防衛省に直接働きかけ、日本国際博覧会協会や関係各所が調整を重ねてきた。そして、開幕からちょうど3カ月の節目での“再挑戦”が実現した形だ。
飛行は翌13日にも予定されており、万博会場の上空を再びブルーインパルスが彩る。協会は、来場者以外の夢洲来訪は控えるよう呼びかけている。交通混雑や安全確保のための配慮だ。
航空自衛隊の“顔”、国民に届ける平和の象徴
ブルーインパルスは、航空自衛隊の精鋭パイロットによるアクロバット飛行チーム。防衛任務ではなく、“空の広報官”として国民と自衛隊をつなぐ役割を担っている。
全国各地のイベントでその飛行を披露してきたが、人口密集地での飛行は調整が難しく、大都市圏での展示飛行は貴重な機会だ。今回のように万博という国際的イベントでの飛行は、その技術と安全性に対する信頼の証でもある。
空にハートを描く演出や、6機が一糸乱れぬフォーメーションを組む演技は、ただのショーではない。精密さと訓練に裏打ちされた技術の集大成であり、見上げるすべての人に驚きと希望を届ける“空の外交官”だ。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。