2025-07-03 コメント投稿する ▼
吉村代表「社会保険料は全世代の課題」 東京一極集中に警鐘、地方発の改革構想とは
「保険料を下げないと生活がもたない」 吉村代表が訴える本質的課題
日本維新の会代表・吉村洋文氏が、参議院選挙の第一声で強く訴えたのは、「社会保険料改革」の必要性だった。人口減少と急速な高齢化が進むなかで、現役世代をはじめ国民全体に重くのしかかる保険料負担を「もはや生活を圧迫するレベル」と位置づけた。
「これは決して世代間対立を煽るものではない。全世代にとっての問題だ」と語る吉村氏。今の社会保障制度のままでは若年層も高齢者も共倒れになるとの強い危機感がにじんだ。
保険料負担は毎年のように増加しており、働き盛りの世代では実質的な手取りが伸び悩み、可処分所得の減少が続く。若年層にとって「子育て・教育の余裕がない」、中高年にとっては「老後の生活が不安」という深刻な現実。これらを打開するためには、聖域なく制度全体の見直しが必要だと訴える。
「保険料高すぎて手取りが残らない。まさにその通り」
「世代間の責任転嫁じゃなく、全員の問題として語ってるのがいい」
「吉村さん、現場感覚あるな。給料明細見るたび思ってた」
「社会保険改革って地味だけど本質的な話。評価する」
「財源の話も含めて正面から語ってほしい。逃げない政治を」
「副首都・関西」の構想 東京一極集中に警鐘
吉村代表がもう一つ掲げたのが、「地方主導の経済成長」だ。
「東京が沈没したら日本も沈没する」と断言し、リスク分散の観点からも大阪・関西圏に“副首都”機能を担わせる構想を強調した。
これは災害対策のみならず、若者が生まれ育った地域で夢を実現できる社会を実現するためでもあるという。都市間格差が拡大し、地方の人材が東京に集中する現状に対し、「地方から成長の起点をつくる」ことこそが、日本の持続的発展に必要不可欠だと訴えた。
「大阪に副首都、全然ありでしょ。首都圏一極集中は危険すぎる」
「災害リスク考えたら東京だけに依存するの怖い」
「地方にもっと成長のチャンスを。夢は都会にしかないのか?」
「地方から新しい価値を生むって、維新らしい戦略だと思う」
「“関西が引っ張る日本”ってちょっとワクワクする」
改革の実行力はあるのか 問われる次の一手
維新はこれまでも「身を切る改革」や「二重行政の是正」を訴えてきた。今回の選挙では、さらに一歩踏み込んで“構造的課題”にメスを入れようとしている。ただし、制度を変えるには法改正が必要であり、政権中枢にいない維新にとっては、国民の支持と議席の確保が鍵となる。
また、保険料の負担軽減には膨大な財源が必要であり、その裏付けとして「行政の効率化」だけでは足りないとの指摘もある。具体的な財源論や制度設計を明示できるかが、今後の選挙戦における焦点となる。
それでも、現実を直視し、耳障りの良い言葉ではなく「地に足のついた改革案」を掲げている点は、多くの有権者の共感を呼び始めている。
地方から日本を変えるという覚悟
吉村代表の演説には、「地方発の政党」という維新の立ち位置に裏打ちされた自信と責任感があった。中央依存ではなく、地方から国家のあり方を変えるという挑戦。日本全体が抱える構造的問題に対し、地域の現場から変革のうねりを起こそうとしている。
この「社会保険料改革」と「副首都構想」が、単なる選挙用スローガンで終わるのか。それとも、日本再生の現実的な第一歩となるのか。選挙戦の中でその真価が問われていく。