2025-06-05 コメント: 1件 ▼
公約大阪・関西万博でレジオネラ属菌検出 公表遅れと情報連携不足に批判続出
万博会場でレジオネラ属菌検出 公表遅れと連携不備に批判集中
大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は6月5日、会場中央にある「静けさの森」の水盤から、指針値の20倍にあたるレジオネラ属菌が検出されたと発表した。菌は5月19日に保健所が採水し、5月28日夜には検査速報が届いていたが、公式発表までに1週間以上を要しており、情報公開の遅れが問題視されている。
当該の水盤は三日月状の人工池で、来場者の立ち入りエリアの近くに位置する。高温多湿の季節を前に、レジオネラ属菌の検出は健康被害への懸念を呼び起こすものであり、公表の遅延は信頼性を大きく揺るがす結果となった。
「保健所に使用停止指導されなかった」協会が説明
協会は記者会見で「保健所から即時の使用停止の指導がなかった」と弁明。実際の対応は翌日の29日夜に水を抜いて閉鎖しただけで、検出当日の昼間には通常通り開放していた。これは来場者の健康を軽視しているとの批判を招き、市民の間でも不安の声が広がっている。
会場では別のエリア「ウォータープラザ」の海水からも同様に基準超の菌が検出され、こちらは4日夜に即座に公表。翌5日には報道向け説明も行われ、協会内部での対応のばらつきと情報共有の甘さが浮き彫りとなった。
「同時発表できたはず」連携不備に苦言
協会側は「正確な結果を待ったうえでの発表だった」と釈明したが、同日午前に他の菌検出について記者に説明した直後であり、記者団からは「同時に発表できたのではないか」との疑問が相次いだ。協会施設維持管理局の担当者も「連携が不足していたのは否めない」と認めている。
また、静けさの森の水盤に関する情報は、協会の発表より前に吉村洋文・大阪府知事が記者取材の場で明かしており、情報伝達の主導権が協会ではなく知事サイドに移ってしまった点も混乱に拍車をかけた。
市長も苦言「万博は公共性が高い」
大阪市の横山英幸市長は「万博は多くの人が集まるイベントで、公共性が極めて高い。通常なら非公表の案件でも、ここでは開示すべきだ」と苦言を呈した。協会の姿勢については、「万博の信頼に関わる問題」として、再発防止のための明確なガイドラインの整備と組織横断的な情報共有体制の構築が急がれる。
水盤は使用停止、再検査後に再開判断
現在、問題の水盤は水を抜き、清掃と消毒を実施中。再検査の結果を踏まえて再開の可否を判断するという。今後の対応が安全と信頼の両面で問われることになる。
ネットユーザーの反応
「最初に知ったのが知事からって、協会は何をやってるのか」
「基準値の20倍なのに来場者の立ち入り制限しなかったの?」
「今の時代に“公表しませんでした”は通用しない」
「正確な結果を待ってたというけど、速報値でも十分ヤバいでしょ」
「吉村知事が先に言ったってことは、協会が情報を抱えてたんだな」
* 5月19日に採水、28日にレジオネラ属菌の速報が出るも公表は6月5日
* 指針値の20倍を検出、しかし日中に立ち入り制限などは行わず
* 協会は「保健所の助言がなかった」と説明、公表遅れに批判集中
* 他のエリアでは迅速対応されており、情報連携のばらつきが課題に
* 大阪市長・吉村知事も苦言、公表のあり方に疑問符
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値34.9、達成率は0%と評価されています。