大阪維新、府議会で正副議長を独占 慣例破りに「独裁体制」と批判噴出

2025-05-23 コメント投稿する

大阪維新、府議会で正副議長を独占 慣例破りに「独裁体制」と批判噴出

維新が正副議長を独占 「議会の私物化」との声も


大阪府議会で5月23日、臨時会が開かれ、最大会派である大阪維新の会が議長と副議長の両ポストを独占した。議長には金城克典氏(4期・大阪市大正区・西成区)、副議長には紀田馨氏(3期・城東区)が選出された。副議長のポストについては、従来の慣例として第2会派が担ってきたが、今回は維新が過半数を持つ力を背景に、自会派からも候補を立て、票決の末、両職を手中に収めた。

「異例の事態」に公明や自民が反発


通常、副議長は議会のバランスを保つために第2会派が務めることが暗黙の了解となっていた。しかし、今回維新はこの慣例を事実上無視。対抗馬として立てられた公明党の八重樫善幸氏(豊中市・5期)は過半数に届かず落選し、維新が初めて議長・副議長の両方を掌握した。

これに対し、公明府議団の幹部は「議会が一つの会派に偏れば、健全なチェック機能が働かなくなる」と強い懸念を示した。かつて万博予算を巡って維新と公明が対立した経緯もあり、今回の人事がその延長線上にあるとの見方も出ている。自民党側からも「少数会派の声が封じ込められかねない」との批判が上がっている。

維新側は「問題ない」と主張も…


これに対し、維新側の議長就任者らは「他の自治体でも同様の例はある」「公正な運営を心がける」と説明。しかし、その発言とは裏腹に、実質的な数の力を使った押し切りに対し、府議会内外で疑問の声が強まっている。吉村知事は「議会人事は議会の専権事項」として距離を置いたコメントを出したが、維新主導による“強硬姿勢”に拍車がかかった印象を与えた。

SNS上でも「独裁的」と批判噴出


今回の事態を受け、SNS上でも多数の批判が飛び交っている。

「正副議長を維新が独占?それってもう議会じゃなくて維新の社内会議じゃん」
「慣例無視してまでポストに固執するのはさすがに引く」
「“公正な運営”って口では何とでも言えるんだよな。実態がついてこない」
「維新が好きだったけど、最近のやり方はなんか違う」
「これじゃ他党が何言ってもスルーされそう。チェック機能が死ぬわ」


一部からは擁護する声も見られたものの、大勢としては維新のやり方に否定的な意見が目立った。特に府政の監視役が機能不全に陥るのではないかという懸念が多く共有されている。

問われる「民主主義の筋道」


正副議長のポストは議会運営の中枢を担い、会派間のバランスを取る役割が求められる。今回、維新がこれを単独で握ることで、「自分たちのやりたい放題を正当化しやすくするための布石ではないか」との見方もある。議会とは本来、多様な声をぶつけ合う場であり、権力の集中は慎重に扱われるべきものだ。

維新側は「公正に運営する」と繰り返すが、重要なのは“言葉”ではなく“行動”である。今回のように、数を頼みに慣例を壊す姿勢が続けば、やがて信頼を失うのは市民の代表機関そのものである。

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2025-05-24 11:57:36(藤田)

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