2025-04-04 コメント: 1件 ▼
公約「餃子3つ2300円」に非難殺到 万博グルメに庶民が悲鳴 “サステナブル”の名のもとに高級化する食の祭典
餃子3つで2300円!? 驚きの値段に非難殺到
万博会場の「サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり〜食と祭EXPO〜」に出店する大阪王将は、『
松阪牛
和牛すき焼き餃子』を2300円、『黒毛和牛
焼肉炒飯』を2500円という価格で提供する予定だ。このニュースが報じられるや否や、SNSでは「庶民は来るなってこと?」「餃子3個で2300円って冗談でしょ?」といった厳しい声が相次いだ。
普段490円の焼餃子や800円の五目炒飯を出しているチェーン店が、急に高級路線に舵を切ったことへの戸惑いも見られる。
「大阪らしさ」はどこへ? 食材選定にも疑問
さらに、「松阪牛って三重のブランドじゃないの?」「大阪産の黒毛和牛なんて聞いたことない」といった指摘も。大阪の魅力を発信する場で、なぜ“他府県の高級食材”を使うのか——その意図が見えにくいという批判も多い。
たこ焼き、串カツ、イカ焼き……大阪といえば親しみやすい庶民の味がウリだ。その土地ならではの“B級グルメ”をちょっとずつ味わえるようなスタイルの方が、海外からの観光客にも魅力が伝わりやすいのではないか、という声も根強い。
「持続可能」とは何だったのか? ロボット導入にも疑問
万博の会場では、調理ロボット「I-Robo2」の導入が予定されており、来場者は人とロボットが協働する未来型の飲食店を体験できるという触れ込みだ。
だが、「ロボットで調理するならもっと安くなるはず」「高級食材を機械が調理する意味ってあるの?」と冷ややかな視線も少なくない。
「サスティナブル(持続可能)」という言葉が冠されたフードコートで、値段が高い上に高級食材ばかりというのは、コンセプトとのズレを感じさせる。環境への配慮や地域資源の活用といった本来の意義がどこかに置き去りにされているようにも見える。
万博グルメは“体験”ではなく“試練”?
実は、大阪王将に限らず、今回の万博では1杯2000円のラーメンや3850円の「究極のえきそば」など、いわゆる“プレミアム価格”のメニューが続々登場している。イベントの規模や施設運営費などを考慮すれば、ある程度の値上げは理解できるかもしれない。
だが、「どれもこれも高すぎて手が出せない」「万博は一部の人しか楽しめない空間になっているのでは?」という不満の声は、決して少数派ではない。
大阪万博は“未来社会の実験場”を掲げているが、こうした高額グルメの数々が果たしてその理念に沿っているのか。現場での食体験が「感動」ではなく「試練」となってしまっては、本末転倒だろう。
開幕目前、求められる“原点回帰”
4月13日の開幕まで残りわずか。豪華さや目新しさを追求するあまり、地元・大阪が持つ本来の魅力が霞んでしまっては意味がない。
“おもてなし”とは何か、“サスティナブル”とはどうあるべきか——。万博の意義そのものが、グルメから問われている。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値35.8、達成率は0%と評価されています。