2026-02-15 コメント投稿する ▼
日本維新の会が吉村洋文代表を再任、高市首相の閣内協力要請にも異論なし
日本維新の会が2026年2月15日に大阪市で常任役員会を開き、吉村洋文代表の再任を決定しました。衆院選を受けた代表選の是非を問う党員投票で、投票総数721票のうち619票が再任を支持しました。衆院選では目標の38議席以上に届かず36議席の獲得にとどまりましたが、吉村氏は続投することになります。また、自民党の高市早苗首相から閣内協力の要請があったことも報告され、異論は出ませんでした。
党員投票で619票が再任支持
日本維新の会の党規約は、衆院選などの大型選挙後に代表選を実施するかどうかを議決すると定めています。党は国会議員や地方議員らの特別党員を対象に電子投票を実施しました。
投票総数は721票で、このうち吉村氏の再任を求めたのが619票と多数を占めました。代表任期は次回の国政選挙や統一地方選の90日後までとなります。
常任役員会で吉村氏は「厳しい結果となったが、多くの仲間が国会に戻った。一致団結していきたい」と述べました。衆院選では前回選で得た38議席以上を目標としていましたが、獲得は36議席にとどまり、目標には届きませんでした。
「議席減らしたのに続投か。責任取らないのか」
「維新は大阪では強いが、全国政党になれていない」
「閣内協力するなら、もっと議席ないと影響力ないだろ」
「吉村さんは大阪知事に専念すべきでは」
「高市政権に埋没しないか心配だ」
高市首相から閣内協力要請、異論出ず
常任役員会では、連立政権を組む自由民主党の高市早苗総裁(首相)から改めて閣内協力の要請があったことも報告されました。これまで閣外にとどまっていた日本維新の会ですが、閣内協力に転じる方針を説明し、異論は出ませんでした。
藤田文武共同代表は役員会後、記者団に閣内協力について「前向きに検討するというのが現状のスタンスだ」と語りました。自民党は2月8日の衆院選で316議席を獲得して圧勝しており、高市政権は単独で衆議院の3分の2を超える議席を確保しています。
維新が閣内協力に応じることで、政権運営はさらに安定する見込みです。ただし、自民党の圧倒的な議席数を前に、維新が政策に自党の意見をどこまで反映できるかが課題となります。政権内で埋没すれば、維新の独自性が失われるとの危機感も党内にはあるとみられます。
吉村氏は大阪府知事3期目
吉村洋文氏は1975年6月17日生まれの50歳です。弁護士出身で、2011年に大阪維新の会公認で大阪市会議員に初当選しました。2014年の衆院選で比例近畿ブロックから当選し、国政に進出しました。
2015年11月に大阪市長選に出馬して初当選し、2019年には大阪府知事選に転じて当選しました。2024年12月には馬場伸幸氏の後任として日本維新の会代表に選出されました。
2026年1月には、衆院選に合わせて大阪都構想への3度目の挑戦の是非を問うとして知事選を行うため辞職を表明しましたが、府議会の同意が得られず、立候補届け出時点で失職しました。2月8日の大阪府知事選では次点の候補に260万票近くの大差をつけて3期目の当選を果たしています。
吉村氏は憲法改正や集団的自衛権の行使に賛成の立場をとっており、高市首相の政策方針とは親和性が高いとされています。
衆院選で議席減、全国政党への課題
日本維新の会は2026年2月8日の衆院選で36議席を獲得しました。前回2024年10月の衆院選では38議席を得ていたため、2議席減となりました。維新は大阪を中心とした関西圏では強い支持を集めていますが、全国的な広がりには課題を抱えています。
今回の衆院選では、自民党が316議席を獲得して圧勝した一方、中道改革連合は大敗しました。維新は野党第2党の地位を維持しましたが、目標には届かず、党勢拡大の難しさが浮き彫りになりました。
吉村代表の再任により、維新は党勢立て直しと全国政党化を目指すことになります。閣内協力を通じて政策実現を図りながらも、自民党とは異なる独自性をどう打ち出すかが問われることになります。
高市政権との関係では、秋ごろの内閣改造を念頭に閣僚ポストの獲得を目指す動きもあるとされています。維新からどのような人材が入閣するかによって、政権内での影響力が決まることになりそうです。