2025-09-02 コメント投稿する ▼
公約大阪・関西万博 シャトルバス帰路は完全予約制に 混雑対策と安全確保が焦点
大阪・関西万博、シャトルバス帰路は完全予約制に
日本国際博覧会協会は2日、大阪・関西万博会場からJR桜島駅行きのシャトルバスについて、13日から閉幕日の10月13日まで午後8時以降は完全予約制とすると発表した。これにより、利用者は事前予約をしなければバスに乗車できない。会期終盤にかけて混雑が見込まれるための措置であり、今月6日と7日の土日についても同様の対応が取られる。
これまで完全予約制は花火大会など特に混雑が予想される日に限定されていた。通常は空席があれば予約なしでも乗車できたが、今回の変更で利便性が制限されることになる。
混雑回避と安全確保を狙う運営側
協会の淡中泰雄交通部長は会見で「帰りの交通手段を確保してもらうことが大事になる」と述べ、予約制導入の理由を強調した。今後、会場から予約なしで帰るには大阪メトロ中央線やタクシーの利用に限られる見通しだ。
大規模イベントである万博では、夜間に来場者が一斉に帰宅する時間帯に混雑が集中する。シャトルバスを完全予約制とすることで、混乱や事故のリスクを抑えるとともに、運行管理の効率化を図る狙いがある。
来場者の不安と戸惑い
一方、利用者からは戸惑いの声もあがる。とりわけ観光客や遠方からの来場者にとっては、帰路の選択肢が狭まることになり、柔軟な行動が取りづらい。
「急に予定が変わったら帰れなくなるのでは」
「完全予約制だと気軽に行けない」
「メトロも混雑したらどうするのか不安」
「タクシーを捕まえるのは難しい」
「高齢者や家族連れには不便だ」
会期終盤に向けて来場者数の増加が予想されるだけに、利用者の不安をどう和らげるかが課題となる。
万博運営に求められる対応力
万博は国際的な注目を集めるイベントであり、アクセスの利便性は来場者満足度を左右する。完全予約制の導入は安全確保の観点では合理的だが、現場での柔軟な運用や代替手段の周知徹底が不可欠だ。
公共交通機関の増便や案内体制の強化、タクシー利用の円滑化といった総合的な対応が求められている。運営側がこうした課題にどう応えるかが、万博全体の評価に直結すると言える。
大阪・関西万博、完全予約制バス導入と混雑対策の行方
大阪・関西万博での帰路の混雑対策として、シャトルバスの完全予約制導入は大きな転換点となる。会期後半に向けて来場者数が増える中、交通手段の確保が来場者にとって最大の関心事となるだろう。安全と利便性の両立が果たせるか、運営の手腕が問われている。
この投稿は吉村洋文の公約「2025年大阪・関西万博の成功と大阪府と大阪市の連携強化」に関連する活動情報です。この公約は10点の得点で、公約偏差値36、達成率は0%と評価されています。