2025-07-03 コメント投稿する ▼
【参院選2025 宮城】「戦争が静かに近づいている」福島かずえ候補が訴え 空港の軍事利用に警鐘
福島候補「平和が静かに壊されている」仙台で第一声
2025年7月3日、参議院選挙の公示日。宮城県仙台市の中央通商店街で行われた日本共産党の街頭演説で、比例代表候補の福島かずえ氏が第一声を上げた。沿道に集まった多くの市民を前に、福島候補は「戦争が静かに近づいている」と訴え、拍手と共感の声が広がった。
演説で福島氏は、仙台空港が「特定利用空港」として自衛隊の軍事訓練に使われる可能性が、住民への説明もないまま水面下で進められていることを問題視。「空港を平時から軍用化することは、戦争準備そのもの。これは自公政権が推し進める“戦争する国づくり”の一環だ」と語気を強めた。
「空港がいつの間にか軍事利用?知らないうちに戦争の準備されてたなんて怖い」
「福島さんの言葉にハッとした。私たちは気づかないうちに平和を失っていくのかも」
「防衛強化の名の下に、暮らしと自由が削られている」
「選挙で止めるしかないって思えた」
「福島さん、地元のことを一番に考えてくれてるって伝わった」
「戦争の足音を止めたい」比例票での支持呼びかけ
福島候補は、「平和を守るのは外交努力。軍事力の増強ではありません」と述べ、国民に気づかれぬままに進む“静かな戦争準備”に強い危機感をにじませた。そのうえで、「戦前から侵略戦争に命がけで反対してきたのが日本共産党です。比例代表の投票では“日本共産党”と書いてください」と、2回目の投票での支持を強く呼びかけた。
今回の仙台空港問題は、地元・宮城の有権者にとっても無関心ではいられないテーマであり、福島氏の真摯な訴えは確実にその危機感を共有させる力を持っていた。
はたやま候補は「暮らし守る経済政策」を訴え
同じ場に立った、比例代表候補のはたやま和也氏は、経済政策の面からの訴えを展開。「消費税の5%への一律減税」「インボイス制度の廃止」「大企業の内部留保への課税による賃上げ」「年金制度の改革」などを次々と掲げ、「暮らしと経済を両立させる政策で、物価高に苦しむ市民を守る」と力強く語った。
ただ、今回の演説でひときわ市民の反応を呼んだのは、福島候補の「平和への危機感」だった。政治や政策にあまり関心がなかった若者や買い物客も、思わず立ち止まり耳を傾ける光景が見られた。
静かに進む戦争準備に気づいた時、止められるのは市民の一票だけ
防衛費は過去最大を記録し、自衛隊の活動範囲や拠点が全国に拡大されているなかで、仙台空港の軍事利用化が「既成事実」として押し進められている。こうした動きに住民の意見を聞く場がないまま決定されることに、民主主義の危機を感じる声も多い。
福島候補の訴えは、ただの反戦スローガンではない。地元の現実、地域に住む人々の暮らしと直結した「平和の問題」として、説得力をもって響いていた。
戦争を準備する国と、平和を守る国。私たちは今、その分岐点に立っている。