2026-02-01 コメント投稿する ▼
稲原むねよし、AI×農業×エネルギーで日本再興へ チームみらい北海道候補が語る政策
東京大学でAIを学び、日本を代表するテクノロジー企業で活躍してきた人工知能エンジニアが、なぜ政治の世界に飛び込もうとしているのか。チームみらい比例北海道ブロック公認候補の稲原むねよし氏は、AI、エネルギー、農業という3つの分野を横断する専門性を持ち、日本が直面する課題に技術で挑む姿勢を貫いています。2026年の衆議院選挙を前に、党首の安野貴博氏との対談で明かされたのは、高校時代からの政治への問題意識と、豊かな日本を取り戻すための具体的な戦略でした。
高校生から考え続けてきた日本経済の謎
稲原氏は東京大学工学部を卒業後、IBMでAIやスーパーコンピューターのインフラを担当し、その後AIスタートアップで大規模言語モデルの研究開発に従事してきました。当時最先端とされた技術を、いち早く実装してきたエンジニアです。しかし、その原動力は実は高校時代にさかのぼります。
「なぜ日本だけ経済が伸び悩んでいるんだろう」
「政策や経済の仕組みを調べるのが好きで、クラスで僕ともう一人だけがずっと政治の話をしていた」
「エネルギー、安全保障、農業、そして経済、全部に政治が絡み合っている」
稲原氏によれば、日本が抱える問題を深掘りしていくと、最終的には必ず政治の介在という壁にぶつかるといいます。2025年の参議院選挙に続き、2026年の衆議院選挙でも北海道から挑む決意を固めたのは、この長年の疑問への回答を実現するためです。
AI戦争の本質は半導体とエネルギーの奪い合い
稲原氏が特に注目するのは、日本が強みを持てる土台づくりです。現在のAI競争は、強力な計算機とデータセンターの確保、つまりインフラ戦になっています。国産AIモデルをつくることも大事ですが、その土台となるエネルギーや半導体で主導権を握らなければ、投資がすべて海外へ流出してしまうと警鐘を鳴らします。
北海道千歳市には、次世代半導体の製造を目指すラピダスが進出しています。2027年度後半からの量産開始を目指し、2026年現在は試作ラインの改善が進められています。稲原氏は、ラピダスのような製造拠点や、キヤノンが持つナノインプリンティング技術といった、消費電力を抑えて精密な半導体をつくる日本発の技術をもっと支援すべきだと訴えます。効率のよい半導体を安くつくれるようになれば、より優れたAIが日本から生まれる可能性が高まるからです。
「土台を守ることが重要。エネルギーや半導体で日本が主導権を握らないと、投資は全部海外に流れる」
「政治は、なぜ日本経済は伸び悩むのかへの最終回答だった」
資源のない日本を救う次世代電池の可能性
エネルギー政策では、稲原氏は全固体電池やペロブスカイト太陽電池といった次世代技術に注目しています。2011年の東日本大震災以降、原発停止で燃料費が高騰し、日本は深刻な貿易赤字に陥りました。資源のない日本が外国に依存し続けるリスクを、テクノロジーの力で解消できないかという問題意識です。
トヨタなどが研究する硫黄系の全固体電池は、より安全で大容量であり、高価なレアメタルを使わずに硫黄と炭素で代替する技術も出てきています。また、ペロブスカイト太陽電池の主原料であるヨウ素において、日本は千葉の沖などで大量に取れる資源国です。日本に有利な素材と新しい技術を利用して、効率よく自然エネルギーを使う仕組みをつくっていくべきだと稲原氏は主張します。
農家の孫として食料インフレに挑む
稲原氏の母方の実家は岩手の米農家で、小さい頃は田んぼでカエルを追いかけて遊んでいたといいます。その原体験があるからこそ、今の農業の担い手不足や食料インフレは無視できない課題です。コストプッシュインフレを解消するには、供給量を確保するしかありません。農家の数は減っていますが、出来高自体はそれほど減っていないというデータもあります。それは農家の集約化や、スマート農業による効率化が進んでいるからです。少子化で担い手が減るのは避けられませんが、生産量を落とさないための仕組みはつくれます。効率的な仕組みを維持するための支援が必要だと稲原氏は訴えます。
社会保険料の逆進性を変える
経済政策では、稲原氏は社会保険料の構造改革を強調します。今の社会保険料は、所得が低い人ほど負担割合が大きくなる逆進性が極めて高く、実質的に人頭税のようになっているといいます。この構造は大きく変える余地があると指摘します。チームみらいは2026年衆議院選挙で、消費減税ではなく社会保険料の引き下げを優先すべきだという立場を明確にしています。
安野党首が推す2つの理由
党首の安野貴博氏は、稲原氏の推しポイントを2つ挙げています。第一に、専門領域横断の課題解決能力です。AI、エネルギー、農業という一見バラバラの分野を横断して課題を捉え、解決策を考えることができます。チームみらいでもエンジニアチームと政策チームを兼任し、テクノロジーによって変わっていく社会における新しい課題解決の方法を、手を動かしながら考えられる存在です。
第二に、泥臭い地道さを厭わない誠実さです。2025年の参議院選挙以降も、稲原氏は北海道の各地を回り、サポーター一人ひとりとじっくり対話を続けてきました。現場の人の話を聞き、信頼関係を築くための目立たない、でも最も大切な努力を愚直に積み重ねられることが、これからの政治家に必要な資質だと安野氏は評価します。
チームみらいは2025年7月の参議院選挙で約151万票を獲得し、国政政党となりました。安野氏が参議院議員として活動する中、2026年1月27日に衆議院選挙が公示され、15名の候補者を擁立しています。稲原氏は比例北海道ブロックから立候補を表明し、「チームみらいが党勢を拡大することは、日本の未来に直結します」と意気込みを語っています。