2025-09-08 コメント投稿する ▼
うつみさとる氏がSNSでワクチン否定論を展開、公衆衛生への影響懸念
内海聡氏(うつみさとる)が、自身のSNSでワクチン接種に否定的な主張を発信していたことが注目されている。 投稿では「ワクチン接種は任意であり拒否する権利がある」と繰り返し訴え、公教育や社会生活においてワクチンが必須ではないと強調していた。 内海氏は「ワクチンは危険だという資料を揃え、専門家の権威を逆利用せよ」と呼びかけ、反対派団体やセラピストとの連携も推奨していた。
うつみさとる氏、SNSでワクチン否定的主張を展開
内海聡氏(うつみさとる)が、自身のSNSでワクチン接種に否定的な主張を発信していたことが注目されている。投稿では「ワクチン接種は任意であり拒否する権利がある」と繰り返し訴え、公教育や社会生活においてワクチンが必須ではないと強調していた。
さらに「ワクチンは有害であり効果がない」「体温を上げ、免疫力や栄養、睡眠を整えることが感染症予防につながる」とする独自の持論を展開。小児科医や保健士、教師を「強要する存在」と断じ、「議論は無意味」と主張していた。
「あなたにワクチンを拒否する権利がある」
「ワクチンは毒物で効果がなく有害だ」
「小児科医や保健士は結論ありきで議論に意味がない」
「理解ある医師にかかり診断書をもらうのが一法」
「親の本気度次第で子どもを守れる」
科学的根拠に反する主張
内海氏は「ワクチンは危険だという資料を揃え、専門家の権威を逆利用せよ」と呼びかけ、反対派団体やセラピストとの連携も推奨していた。さらに「保健士や教師に録音を取り、責任を取らせる書類を書かせるべきだ」と強硬な対応を促していた。
しかし、現行の科学的知見や国際的な公衆衛生の基準とは大きく乖離している。世界保健機関(WHO)や厚生労働省など各国機関は、ワクチン接種の有効性と安全性を繰り返し示しており、感染症流行を防ぐために予防接種は不可欠とされている。
政治活動と発言の波紋
過去に参議院議員候補として名を連ねた人物が、科学的根拠に乏しいワクチン否定論を拡散することには大きな懸念がある。特に「ワクチンは憲法違反」や「強要は違法」といった断定的表現は、住民や保護者に誤解を与える恐れがある。
政治活動の場においては、正確な情報に基づいた政策提案が求められる。公衆衛生政策においても「科学的根拠の尊重」は不可欠であり、立候補経験者の発信が社会的影響力を持つ以上、その責任は重い。
ワクチン否定論と社会的影響
内海氏自身「否定する人はまだ少数派」と認めつつ、「周りに伝えることが最も重要」と呼びかけ、情報拡散を重視していた。こうした発信は、科学的知見に基づく医療政策との齟齬を広げ、住民間の混乱や誤情報の拡散につながりかねない。
結果として、ワクチン否定論の広がりは社会の公衆衛生体制を揺るがすリスクをはらんでおり、選挙に立候補する人物の発言が選挙後も波紋を呼ぶ構図となっている。