2025-12-18 コメント投稿する ▼
田久保真紀氏が落選後の不在理由を説明「コメントはしていない」と否定
田久保氏は、報じられた一部の報道について「事実と違う」と否定し、報道機関への抗議と今後の取材拒否を表明しています。 メディアの一部で「田久保氏が『今日は行きたくない』と発言した」と報じられたことについて、本人は「そのようなコメントは一切していない」と断言したのです。
田久保真紀氏 落選後の報道対応 姿を見せなかった理由を説明
静岡県伊東市で12月14日投開票の出直し市長選に立候補し、落選した前伊東市長の田久保真紀氏(55)が17日、自身のSNSであるnoteおよびX(旧ツイッター)で、落選直後に報道陣の前に姿を見せなかった理由を詳しく説明しました。田久保氏は、報じられた一部の報道について「事実と違う」と否定し、報道機関への抗議と今後の取材拒否を表明しています。
伊東市長選は、田久保氏の学歴問題を巡る対応が争点となり、元市議の杉本憲也氏(43)が当選しました。杉本氏は国民民主党静岡県連の推薦を受け、現職市長を破って市政の立て直しを訴えての勝利でした。選挙の背景には、田久保氏が市長在任中に学歴詐称が指摘され、市議会で不信任案が可決されるなど市政運営への批判が根強かったことがあります。
田久保氏は17日のnoteで、落選確実となった15日未明の報道について触れました。メディアの一部で「田久保氏が『今日は行きたくない』と発言した」と報じられたことについて、本人は「そのようなコメントは一切していない」と断言したのです。さらに、報道陣の前に姿を見せなかった理由について、事前に約束した条件が大きく変わっていたことを主な要因として挙げました。
田久保氏は、選挙後にコメントする予定は元々なかったと説明しましたが、伊東市の記者クラブから「クラブ会員限定でコメントを出してほしい」との依頼があり、22時〜23時頃に結果発表の場で応じる予定だったと述べています。ところが、その準備された場所には22時頃までに多数の報道関係者や車両が集まり、当初の「クラブ会員限定」という条件とは異なっていたといいます。この状況を受けて、田久保氏は対応を断ったと説明しました。
この説明の中で、田久保氏は以下のように強調しました。
「『今日は行きたくない』というコメントは私から出していません。」と表明し、報道された内容が事実と異なるとして問題視しています。また、特定の地元テレビ局の報道について「事実に反する内容だ」として抗議する意向を明らかにしました。さらに、「今後はそのテレビ局の取材をお断りする」と述べ、メディア対応を制限する方針を示しています。
この発言を受けてSNS上では多様な声が上がっています。支持者は田久保氏への共感を示す一方で、報道側の姿勢に疑問を投げかける声も見られます。
「メディアに利用された感じがしてとても残念です。真実が伝わりますように。」
「報道内容聞いてびっくり。本人の説明を聞いてようやく腑に落ちた。」
「取材の在り方自体が変わらないと、市民の信頼は戻らない。」
「落選は結果だけど、報道の振る舞いにも問題あると思う。」
「田久保さんの説明は筋が通ってると思う、冷静に対応してほしい。」
こうした声は、候補者と報道機関の関係性や情報発信のあり方について改めて議論を促しています。
伊東市長選は、12月14日の投開票で開催され、前述のとおり杉本氏が初当選を果たしました。選挙には過去最多となる9人が立候補し、市民の関心は高い投票率となりました。田久保氏はかつて市長として2期務めた経歴を持ちますが、今回の敗北で市政ポストを失いました。
田久保氏自身は現在、SNSを主要な発信手段としており、今後も直接発信を強化していく方針です。支持者に対しては、本人からの直接情報への注目を求めるメッセージも発信しています。こうした動きは情報の受け手側が複数のソースを確認する必要性も示唆しています。