2025-11-13 コメント投稿する ▼
田久保前伊東市長の退職金192万円差し止め検討、5カ月在職で百条委虚偽証言が理由
田久保真紀前伊東市長の学歴詐称問題と退職金差し止めについて詳しく調査いたします。 退職金差し止めの法的根拠と百条委員会での虚偽証言について詳しく調べます。 1年間起訴されなければ支給するという仕組みですが、市議会が田久保氏を地方自治法違反容疑で刑事告発していることが差し止めの根拠となっています。
静岡県伊東市は、学歴詐称問題で失職した田久保真紀前市長の退職金192万円の支給を1年間差し止める検討を明らかにしました。わずか約5カ月の在職期間で受け取る高額な退職金に市民の批判が高まる中、百条委員会での虚偽証言を理由とした異例の措置が検討されています。
約5カ月で192万円の退職金
伊東市は2025年11月13日、田久保真紀前市長(55)の退職金について、条例に基づき1年間の支給差し止めを検討していると明らかにしました。田久保氏の退職金は市の規定により、約5カ月という短い在職期間にもかかわらず192万3750円と算定されています。
条例では、在職期間中に犯罪の疑いが生じるなどした場合、退職金の支給を一時差し止めることができると定められています。1年間起訴されなければ支給するという仕組みですが、市議会が田久保氏を地方自治法違反容疑で刑事告発していることが差し止めの根拠となっています。
市議会の調査特別委員会(百条委員会)は、田久保氏が虚偽証言を行ったなどとして刑事告発を決定しており、これが退職金差し止めの直接的な理由となりました。
「たった5カ月で200万円近い退職金なんて納得できない」
「学歴詐称で市政を混乱させておいて退職金をもらうなんてありえない」
「百条委員会で嘘をつき続けた人に税金から退職金を払うのは許せない」
「差し止めは当然だが、本来なら支給すべきではない」
「市民をだまし続けた代償として退職金没収が妥当だ」
百条委員会での虚偽証言が焦点
市議会が田久保氏を刑事告発した最大の理由は、百条委員会での一連の虚偽証言です。田久保氏は東洋大学を「卒業」したと偽り続け、市の広報誌や報道機関への経歴調査票に虚偽の学歴を記載していました。
百条委員会では、田久保氏が議長らに「卒業証書」を見せたとされる問題で、「チラ見せではなく19.2秒間見せた」と証言しましたが、これも虚偽と断定されています。また、証人尋問への出頭や卒業証書とされる書類の提出を拒否し続けたことも地方自治法違反にあたるとされています。
地方自治法では、百条委員会での虚偽証言には3カ月から5年の拘禁刑、正当な理由のない出頭拒否や証言拒否には6カ月以下の拘禁刑または10万円以下の罰金が科せられると定められており、市議会は法的義務として刑事告発を行いました。
学歴詐称から失職まで
田久保氏は2025年5月に伊東市長に初当選しましたが、東洋大学法学部を「卒業」としていた学歴が実際には「除籍」だったことが発覚しました。匿名の告発文書が市議全員に送られたことで疑惑が浮上し、田久保氏も最終的に除籍の事実を認めました。
しかし、田久保氏は一度は辞職の意向を示したものの撤回し、議会との対立が深刻化しました。9月1日に市議会が1回目の不信任決議を全会一致で可決すると、田久保氏は議会を解散して対抗しました。
10月19日の市議選では不信任決議に賛成した議員18人が再選され、10月31日に2回目の不信任決議が賛成19票、反対1票で可決されました。地方自治法の規定により、田久保氏は同日付で失職が確定しました。
市政混乱の代償
田久保氏の在職期間はわずか約5カ月でしたが、学歴詐称疑惑の発覚から失職まで伊東市政は大混乱に陥りました。補正予算案の提出が大幅に遅れ、市民サービスに支障が生じたほか、百条委員会の設置や2度の選挙実施により多額の費用が発生しました。
市民や議会は田久保氏を公職選挙法違反(虚偽事項の公表)や偽造有印私文書行使など複数の容疑で刑事告発しており、現在も捜査が継続中です。12月には失職に伴う市長選が予定されており、田久保氏自身も再出馬の意向を示すなど混乱は続いています。
退職金の支給差し止めは、短期間で市政を大混乱に陥れた田久保氏への実質的な制裁措置としての意味も持っており、今後の捜査の進展が注目されます。