2025-08-15 コメント投稿する ▼
島田洋一氏「靖国は静かに向き合う場」 集団参拝奨励せず、日本保守党の独自姿勢
島田洋一氏「靖国参拝は静かに」 集団参拝を奨励せず
日本保守党の島田洋一衆院議員は15日、自身のSNSに靖国神社参拝についての考えを投稿した。「折に触れ、一人静かに先人と向き合える日を選んで訪れる。何かと喧騒に包まれる8月15日は、自然避ける形になる」と述べ、終戦の日にこだわらず、自らの心に沿った時に参拝するのが望ましいとの立場を示した。
また島田氏は「もちろん、その日に訪れるのが自分の気持ちに沿うという人は、そうすればよい」と付け加え、他者の行動を否定するものではないと強調した。
他党とのスタンスの違い
終戦の日には、自民党や参政党、日本維新の会の議員らが集団で参拝する姿が恒例化している。今年も複数の国会議員が訪れたほか、日本保守党の百田尚樹代表や有本香事務総長も参拝した。
その中で島田氏は「日本保守党として、連れ立っての参拝といった形を特に奨励しない。各人が自然体で判断すればよい」と明言。組織的な行動としての参拝よりも、個々の議員が自らの思いに基づいて行動することを重視する姿勢を示した。
ネット上の受け止め
島田氏の発言は、集団参拝を当然視する政治文化に一石を投じるものとして注目された。
「一人で静かに参拝する姿勢はむしろ本来の形かもしれない」
「パフォーマンス化した集団参拝に距離を置くのは正しい」
「保守党の多様な姿勢を示す意味がある」
「それでも国会議員は一体感を示すべきでは」
「静かに参拝するか、集団で参拝するか、双方に意義がある」
靖国参拝をめぐる議論の広がり
靖国参拝は戦没者追悼の意義と同時に、外交・内政両面で政治的波紋を呼びやすいテーマである。集団での参拝は「保守の結束」を示す意味を持つ一方で、政治的パフォーマンスとの批判もつきまとう。
島田氏のように「静かに、個人として向き合うべきだ」という考えは、政治色を薄め、純粋な慰霊の場として靖国神社を尊重する姿勢を映し出している。今後、保守政党内での参拝の在り方をめぐる議論にも影響を与える可能性がある。