2025-05-12 コメント投稿する ▼
国民民主党・榛葉賀津也幹事長に注目集まるも「存在感不足」の評価は拭えるか?島田洋一氏が指摘
国民民主党の榛葉賀津也幹事長、注目度上昇も「存在感の薄さ」からの脱却が課題
国民民主党幹事長の榛葉賀津也(しんば・かづや)氏が、政界での注目度を高めている。しかし、これまでの政治活動において「存在感が薄い」との評価がつきまとってきた。政治評論家の島田洋一氏は、X(旧Twitter)で次のように指摘している。
「上り調子の国民民主党幹事長として注目度が高まる榛葉(しんば)賀津也氏だが、参議院議員として既に4期24年、その間、外務副大臣、防衛副大臣なども務めているが、ごく最近まで全く存在感がなかった。『見栄を切るのはうまいが重厚な筋書を欠く座長芝居』という評をどう払拭するか。日本強靭化のため、本格的に勝負してもらいたい。」
榛葉氏は、静岡県出身で、2001年に参議院議員に初当選して以来、4期24年にわたり国政に携わってきた。外務副大臣や防衛副大臣などの要職を歴任し、外交・安全保障分野での経験を積んできた。しかし、これまでの政治活動において、国民へのアピールや政策提言の発信力において、他の政治家に比べて目立たない存在であったことは否めない。
近年、国民民主党は、政策提言型の野党としての立ち位置を強化し、与党との協調路線を模索する中で、存在感を増している。その中で、榛葉氏は幹事長として党運営の中心的役割を担い、政策立案や政党間交渉において重要な役割を果たしている。特に、経済政策やエネルギー政策において、現実的な提案を行い、与党との協議を通じて政策実現を目指す姿勢は、一定の評価を受けている。
しかし、島田氏が指摘するように、榛葉氏の政治家としての存在感やリーダーシップには、依然として課題が残る。「見栄を切るのはうまいが重厚な筋書を欠く座長芝居」という評は、表面的なパフォーマンスに頼り、具体的な政策実現や国民への説得力に欠けるとの批判を示している。
今後、榛葉氏が国民民主党の幹事長として、党の政策を国民に分かりやすく伝え、実効性のある政策提言を行うことで、政治家としての存在感を高めることが求められる。また、外交・安全保障分野での経験を活かし、日本の国際的な地位向上や安全保障体制の強化に貢献することも期待されている。
国民民主党が政界での影響力を拡大する中で、榛葉氏がどのように自身の政治家としての資質を高め、党のリーダーとしての役割を果たすかが、今後の注目点となる。「日本強靭化のため、本格的に勝負してもらいたい」という島田氏の言葉は、榛葉氏への期待とともに、これまでの政治活動に対する厳しい評価を示している。
今後の榛葉氏の政治活動に注目が集まる。国民民主党の幹事長として、党の政策を国民に伝え、実効性のある政策提言を行うことで、政治家としての存在感を高めることが期待されている。