2025-04-24 コメント投稿する ▼
保守系連携に新たな兆し 島田洋一氏が参政党・吉川里奈氏にエール「是々非々で連携を」
保守系連携の兆し
日本保守党の島田洋一衆院議員は4月24日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、参政党の吉川里奈衆院議員が5月に行われる参政党代表選に立候補することに対し、エールを送った。島田氏は「他党のことだが」と前置きしつつ、吉川氏が代表に就任した場合、「日本保守党との是々非々との連携は、よりスムーズに行くようになろう」と投稿した。また、「現に衆院法務委員会その他で、様々に意見交換している」と述べ、両者の連携の深さを示唆した。
実際、衆院法務委員会では、吉川氏が島田氏の直前に質問することが多く、選択的夫婦別姓に反対の立場からの質問や、外国人による重大犯罪の増加への対応で政府を追及するなど、共通の政策課題に取り組んでいる。3月12日に国会内で開かれた「『旧姓の通称使用』の法制化を求める国民集会」では、島田氏が「仲が悪いのではないかという人もいるが、吉川さんとはしっかり連携して戦っている」と冗談めかして語っていた。
参政党初の代表選
参政党は2020年4月に結党され、今年で5年目を迎える。これまでに参議院議員1名、衆議院議員3名、地方議員140余名を擁する政党へと成長した。今回、党の顔を決める初めての代表選挙が実施される。代表選は5月1日に告示され、1日から8日まで投票が行われ、9日に開票される予定だ。立候補者は、現代表の神谷宗幣参議院議員、副代表の川裕一郎石川県議会議員、そして吉川里奈衆院議員の3人である。
神谷氏は、2007年から大阪府吹田市議会議員を2期6年務め、2010年に「龍馬プロジェクト」を開始し会長を務めた。2020年に参政党を設立し、2022年の参院選で比例区から当選した。現在は参政党代表兼事務局長を務めている。
吉川氏は、衆議院議員として活動し、法務委員会での質疑を通じて、外国人による重大犯罪の増加や選択的夫婦別姓問題など、保守的な立場から政府を追及している。今回の代表選では、「母として、国民として。私は、参政党を新たな一歩へ導きます」と訴えている。
川氏は、石川県議会議員として活動し、「心ひとつに前へ。人として正しい政治を貫き、同志と共に新しい政治を切り拓きたい」とのメッセージを掲げている。
保守系政党の連携強化
参政党と日本保守党は、これまで独自の路線を歩んできたが、共通の政策課題に取り組む中で、連携の可能性が高まっている。特に、法務委員会での質疑を通じて、両党の議員が意見交換を行い、政策のすり合わせを進めている。今回の代表選で吉川氏が代表に就任すれば、両党の連携がさらに強化される可能性がある。
- 日本保守党の島田洋一衆院議員が、参政党の吉川里奈衆院議員の代表選立候補にエールを送った。
- 島田氏は、吉川氏が代表に就任すれば、両党の連携がスムーズになるとの見解を示した。
- 参政党は、結党以来初めての代表選を実施し、神谷宗幣氏、川裕一郎氏、吉川里奈氏の3人が立候補している。
- 両党は、法務委員会での質疑を通じて、共通の政策課題に取り組み、連携を深めている。