2025-07-09 コメント投稿する ▼
「瀬戸内は変わった、次は岡山全体を」くにともさよ氏が訴え 泉健太氏と子育て支援の決意語る
「次は県全体を変える番」瀬戸内の風を岡山へ
7月9日、参院岡山県選挙区で立候補している立憲民主党のくにともさよ候補が、瀬戸内市で街頭演説を行った。応援に駆けつけたのは党の常任顧問・泉健太氏。2人はともに「瀬戸内の変化を、岡山全体に広げよう」と訴え、市民に変革の必要性を呼びかけた。
くにとも候補は、6月の瀬戸内市長選で41歳の黒石健太郎新市長が当選したことを紹介し、「瀬戸内は新しい世代に変わった。次は岡山県全体を変えるとき」と力強く語った。その言葉には、岡山の政治風土を打ち破る決意がにじんでいた。
「岡山に新しい風を吹かせてほしい」
「誰かの“当たり前”を変える政治、応援したい」
「育児中の候補者、リアルな視点が頼もしい」
「“自民が当然”の空気、もう飽きた」
「地方から変えなきゃ、国は変わらない」
「不妊治療も無痛分娩も、“選べる”社会に」
演説でくにとも候補は、自身が3歳と5歳の子どもを育てながら選挙に挑んでいることに触れ、「子どもたちに引き継ぎたいのは、豊かで生きやすい国」と語りかけた。とくに不妊治療や無痛分娩、保育環境の改善に言及し、「選択できる社会、諦めずに済む環境を私がつくる」と力を込めた。
その姿勢の根底には、自身が地方議員としての経験と、母親としての実感がある。候補者としてだけでなく、子育て当事者として語る言葉には、現場の重みがある。
くにとも氏は「人への投資こそ未来への投資」と述べ、保育士の待遇改善、託児サービスの充実、働く親への支援策を強く打ち出した。
泉氏「岡山の政治に“当たり前”の問い直しを」
応援に立った泉健太常任顧問は、瀬戸内の変化に言及し、「かつては新しいアイデアがあっても、権力が重くて市民の声が届かなかった。けれど市長選で風が変わった。次は参院選だ」と呼びかけた。
さらに、「政治はできないことを言う場所じゃない。できる減税を、責任を持って届ける」と、実現可能な政策を重視する姿勢を示し、立憲民主党への支持を訴えた。
泉氏の発言は、他党が掲げる大胆な減税案や耳障りのいいスローガンに対して一線を画す内容だった。「政権を担う覚悟のある党だからこそ、現実を見据えた政策を提案する」というメッセージが込められていた。
“次の一歩”を託す候補かどうか
街頭演説の司会は、文科行政を担うネクスト大臣として名を連ねる津村啓介衆院議員が務めた。岡山2区で長年地元と向き合ってきた政治家が支えるくにとも氏の戦いは、単なる一候補の挑戦ではなく、「岡山の政治の常識」を問い直す戦いでもある。
変化を求めるのか、現状維持を選ぶのか。岡山県民に問われるのは、「誰に託すか」だけでなく、「どんな未来を託したいか」だ。