2025-07-04 コメント投稿する ▼
トカラ列島で地震1200回超 悪石島で震度6弱、島民の疲労深刻 公明・窪田氏が十島村長と意見交換
震度6弱に地割れ…続く揺れに島民疲弊
鹿児島県・トカラ列島近海で群発地震が続いている。6月21日から7月4日午後5時までに、震度1以上の地震が1200回を超え、うち震度5弱が3回、悪石島では震度6弱を観測した。これを受けて、公明党の窪田哲也参議院議員(同県本部代表)が4日、鹿児島市内にある十島村役場を訪問。久保源一郎村長と被害状況や今後の対応について意見交換を行った。
村の報告によれば、地震によって地割れや落石が発生しているものの、住宅の倒壊や人的被害は確認されていない。しかし、「いつまで続くか分からない揺れに、島民の不安と疲労が蓄積している」と久保村長は語り、精神的・身体的なケアの必要性を強調した。
「1200回って…島民の生活、もう限界では?」
「揺れっぱなしで寝られないって声を聞いた」
「精神的なケア、本当に必要」
「悪石島の人たち、ずっと我慢してる」
「まずは安全確保を最優先にしてほしい」
公明・窪田氏「国・県と連携し住民支援に全力」
窪田議員は、松田浩孝・森昭男・村野俊作の各県議とともに訪問。「住民の命と暮らしを守るため、国や県と連携して不安の軽減と災害対策の強化に取り組む」と表明した。
村側からは、災害時の初動体制の強化に加え、避難所や生活支援体制の見直し、情報伝達手段の整備、さらには孤立集落へのアクセス確保など、実務レベルの課題が多く挙げられた。
行政・議会が現場と向き合い、声を吸い上げていく姿勢が問われる段階に来ている。
トカラ列島の地震は“長期化”の懸念 対策は継続的に
トカラ列島はこれまでも群発地震の多発地帯とされており、今回も「短期的な揺れの収束」は見通せない状況だ。専門家からは「今後も同程度の地震活動が継続する可能性がある」との指摘も出ており、対策は“一過性”では済まない。
孤島地域である十島村では、災害発生時に本土からの支援が届きにくい構造的課題もある。そうした地理的リスクを抱える地域ほど、平時からの備えや住民との信頼関係が不可欠だ。
今後の支援体制は、単なる“見舞金”や“物資支援”にとどまらず、心のケアや長期的な安全対策、インフラの耐震化まで視野に入れた包括的なアプローチが求められている。
「これからも揺れる可能性があるってこと?」
「“備え”を住民任せにしないでほしい」
「離島は支援が遅れる…構造的に弱い」
「都会と同じ支援では足りない」
「継続的な国の関与が必要」
住民の声と寄り添う支援がカギに
地震のたびに揺れる不安を抱えながら暮らす住民たち。地元自治体だけでは限界があるなか、国や県による継続的な支援とフォローアップが必要不可欠だ。
そして何より、「現地の声に耳を傾けた政策決定」が最も求められている。災害の多い日本において、離島で暮らす住民の命と生活を守るために、政治の“寄り添う力”が今こそ試されている。