2025-05-14 コメント投稿する ▼
参政党・中田優子氏が福岡選挙区から参院選出馬表明「政治が国民を無視している」
参政党新人・中田優子氏、福岡選挙区から立候補表明
2025年夏の参議院選挙で福岡選挙区(改選定数3)に立候補を表明したのは、参政党公認の新人候補・中田優子氏(35)。福岡市出身で、不動産会社に勤務する彼女は、福岡県庁で記者会見を開き、政治に対する強い危機感を語った。
「政治は本来、国民のためにあるはずなのに、今の政治は国民の声を無視している。だからこそ、私自身が声を上げ、変革を目指したい」と語った中田氏。その言葉からは、国民に寄り添う姿勢と変革への意欲が感じられる。
政治経験ゼロからの挑戦 中田優子氏の背景
中田氏は福岡市で育ち、通信制高校を卒業後、美容関連会社で働き始めた。その後、不動産業界へと転身し、宅地建物取引士の資格を取得。現在は不動産会社で働きながら、地域での活動を通じて政治に関心を深めてきたという。
政治経験はないが、日々の生活の中で感じた社会の課題を見過ごせなかったと語る。「税負担が増え、子育て支援も十分でない。これで本当に豊かな社会と言えるのか」と、中田氏は現状への疑問を投げかけた。
政策の柱:国民負担の軽減と子育て支援
中田氏が掲げる政策の一つは「国民負担率を35%程度まで引き下げる」こと。これは現在の税金や社会保険料などの負担が重すぎるとし、家計を圧迫しない社会を目指すための施策だ。
さらに、子育て世帯への支援強化も重視。「児童手当の給付額を増額し、家族が安心して子育てできる社会をつくりたい」と述べた。これらの政策は、現場で感じた課題に根差したものだという。
参政党の地方展開と中田氏の挑戦
参政党は2022年の参院選で初議席を獲得し、以降、地方組織の強化を進めている。福岡県内でも11の支部を展開し、勉強会や地域活動を通じて支持基盤の拡大を図っている。
中田氏はこの福岡県組織の一員として、現場の声を国政に届ける役割を担うことを目指している。「地方の声をしっかりと国政に反映させる」と語り、地域に根ざした政治を目指す姿勢を強調した。
激戦区・福岡選挙区での挑戦
福岡選挙区は改選定数3の激戦区。与野党の有力候補がひしめく中、政治経験ゼロの中田氏はどこまで支持を拡大できるかが焦点だ。彼女は「草の根の活動を通じて、一人一人に直接訴えかけていきたい」とし、選挙戦を通じた市民との対話に力を入れる考えを示している。
* 中田優子氏(35)、参政党公認で福岡選挙区から立候補表明
* 「政治は国民の方を向いていない」と危機感を語る
* 国民負担率の引き下げや児童手当の増額を公約
* 地域組織を活かし、地方の声を国政に届けることを目指す