2025-11-17 コメント投稿する ▼
浜田聡氏が斉藤健一郎前副党首に議員辞職要求 N党分裂で対立激化
N党は斉藤氏の離党により、所属する国会議員がゼロとなる異常事態に陥っています。 斉藤氏は2023年3月に繰り上げ当選で参院議員となっていましたが、わずか1年8か月で党を離れることになりました。 浜田氏は斉藤氏の議員としての資質についても厳しい見解を示しました。 N党は斉藤氏の離党により、国会に議席を持たない政治団体となりました。
浜田聡氏が斉藤前副党首に議員辞職を要求 N党内で対立が深刻化
政治団体「NHKから国民を守る党」(N党)の浜田聡前参院議員が2025年11月17日夜、インターネット番組「虎ノ門ニュース」に出演し、離党した斉藤健一郎前副党首への強い不信感を表明しました。浜田氏は斉藤氏の議員活動能力を疑問視し、「次の人に議席を譲ったらどうか」と議員辞職を促す考えを示しました。
同日夕方に斉藤氏が離党を発表したことを受け、党内の分裂が決定的となったN党では、立花孝志党首の逮捕後の党運営を巡って深刻な対立が表面化しています。浜田氏の発言は、党内の権力闘争が激化していることを物語っています。
斉藤氏は記者会見で議員辞職を否定し、「立花党首から預かっている議席だ。指示が出れば議員辞職する」と述べていましたが、浜田氏はこれを「言い訳」と一蹴しました。N党は斉藤氏の離党により、所属する国会議員がゼロとなる異常事態に陥っています。
党首解任案流出で責任論が浮上
斉藤氏は離党の理由について、役員会で検討された「党首解任案」に関する情報が外部に流出した責任を党首代行として取るためと説明しました。この解任案の検討は、浜田氏が11月14日の記者会見で明らかにしていた内容です。
浜田氏は番組で斉藤氏について「私の会見でのやり取りに関し不満を漏らし、『秘密が漏れた』みたいなことを言っているが、斉藤さんの言い訳かなという感じだ」と批判的なコメントを展開しました。
立花氏は11月9日に元兵庫県議の竹内英明氏への名誉毀損容疑で逮捕されており、党首不在の状況下で党内の結束が完全に崩壊した形となっています。斉藤氏は2023年3月に繰り上げ当選で参院議員となっていましたが、わずか1年8か月で党を離れることになりました。
「N党はもう終わりかな。立花さん抜きでは何もできないでしょ」
「斉藤さんが議員辞職しないのはおかしい。比例で当選したんだから」
「浜田さんも斉藤さんも立花さんに依存しすぎていたのでは」
「政党として機能していない。有権者を馬鹿にしている」
「こんな内輪もめを見せられても困る。政治家として恥ずかしくないのか」
議員活動能力への疑問を提起
浜田氏は斉藤氏の議員としての資質についても厳しい見解を示しました。「斉藤さんは議員でいてもあまり活躍できないと思う」と述べ、政治活動の実績不足を指摘しています。
斉藤氏は堀江貴文氏の元秘書として知られていますが、国会での質疑や政策提案において目立った成果を上げていないとの批判があります。浜田氏の発言は、比例代表で当選した議員の政治的責任を問う内容となっています。
一方で斉藤氏は記者会見で、離党後も「立花氏との政策連携は変わらない」と強調し、NHKのスクランブル化という政策目標は維持すると表明しました。ただし、党を離れた状況で具体的にどのような活動を展開するかは不透明な状況です。
N党の政治的影響力が失墜
N党は斉藤氏の離党により、国会に議席を持たない政治団体となりました。これにより、政党要件を満たさない状況に陥り、政治活動の基盤が大きく揺らいでいます。
浜田氏は立花氏の逮捕について「任意出頭してきた被疑者を逮捕する必要があるのか」と疑問を呈していましたが、斉藤氏の離党により党内の統制がさらに困難になったのは確実です。
立花氏の釈放がいつになるかも不透明で、N党の政治的な存在意義そのものが問われています。浜田氏自身も2025年夏の参院選で約30万票を集めながら落選し、現在は「日本自由党」を立ち上げて独自活動を展開している状況です。今回の事態は、ワンマン政党の脆弱性を浮き彫りにした形となっています。