2025-06-14 コメント投稿する ▼
八王子から都政のムダにメスを入れる若き挑戦者 細貝悠が訴える「税金の使い道」
現役世代の声を都政に届けるために
東京都議会議員選挙(6月22日投開票)に立候補した八王子市選挙区の細貝悠候補が、14日、JR八王子駅前で街頭演説を行った。初めて迎えた選挙戦の週末、多くの市民が足を止めたその場で、細貝氏は真っ直ぐな言葉で自らの思いを訴えた。
「小さい頃から正義感が強く、困っている人の力になりたかった。政治はまさに、その力を最大限に発揮できる舞台です」。そう語る細貝氏は、現役世代が政治に無関心になっている現状に、深い危機感を抱いているという。
「友人たちと話していても、政治の話になると“どうせ何も変わらない”と諦めの声ばかり。でも、今のまま放っておいていいのか? 自分たちの世代が立ち上がらなければ、本当に必要な支援や政策は永遠に届かない」。この世代に根づいた“政治へのあきらめ”を打ち破るため、自ら行動に移す決意をした。
26億の噴水、8億の映像 本当に必要なのか
細貝氏が特に強く問題視しているのが、都政における「税金の使い道」だ。「26億円を投じたお台場の巨大噴水、8億円を費やしたプロジェクションマッピング。派手で話題性はあるが、それが本当に今の都民に必要なものなのか?」と疑問を投げかけた。
「そのお金があれば、保育士や介護士の待遇改善、小中学校の給食無償化、老朽化した公共インフラの修繕などに充てることができる。生活に直結する予算が削られ、話題性重視のプロジェクトに巨額の税金が使われている現状を、黙って見過ごすわけにはいかない」と強い言葉で訴えた。
市民生活に本当に必要な予算配分を求める姿勢に、多くの通行人が頷き、スマートフォンで演説を撮影する姿も目立った。
等身大の若者が都政に挑む意義
若干30代前半の細貝氏。政治の世界ではまだまだ若手とされる年齢だが、その言葉には地に足のついた現実感がある。政治家としてのキャリアよりも、「自分たちの生活、将来、そして社会の空気」を肌で感じてきたことが、彼の武器だ。
「自分も家賃を払い、電気代にため息をつき、将来の不安に向き合いながら生きている。その感覚がわかる政治家が今の都政に何人いるのか」。誰かに用意された原稿を読むのではなく、自身の人生経験と問題意識から言葉を紡ぎ出している点に、多くの共感が集まっている。
「年齢や肩書きではなく、“目線”の高さこそが政治家に求められる資質だ」と語る細貝氏。上から目線ではなく、生活者の視線で政策を見直す。その姿勢が、八王子の選挙戦の中で異彩を放っている。
市民とネットの声が広がる共感の輪
細貝候補の主張には、SNSを中心に幅広い共感の声が寄せられている。
「26億の噴水も8億のマッピングも、普通に考えて優先順位おかしいでしょ」
「八王子からこんな候補出てるの知らなかった。演説聞いて本当に応援したくなった」
「若いけどしっかりしてる。政党じゃなくて“この人”を応援したいと思えた」
「上から目線の政治家が多すぎる中、こういう人の話はストンと胸に落ちる」
「番犬というより“市民代表”って感じ。無関心だった自分を反省した」
細貝氏は、「応援してくれる人がひとり、またひとりと増えていくことが一番の力になる」と語る。組織票やしがらみに縛られず、政策一本で勝負する姿勢は、今の政治に求められている“真の民意”と一致する。
政治を「任せる」から「使う」へ
「政治は誰かに任せるものではなく、自分たちで“使う”もの」。細貝悠候補が街頭で繰り返すこの言葉には、現役世代としての切実な実感が込められている。
派手なパフォーマンスや利権絡みの事業に振り回される都政ではなく、現実に根ざした声が反映される都政へ。その転換点となるかどうかを決めるのは、有権者ひとり一人の一票にかかっている。
細貝氏の挑戦は、「若さ」と「素人らしさ」ではなく、「現実を知る感覚」と「疑問を抱く力」によって支えられている。そしてそれこそが、今の政治に一番必要とされている力なのかもしれない。