2025-03-25 コメント投稿する ▼
自民党、神奈川20区の支部長に金澤結衣氏擁立へ 甘利氏の後継、維新から転身
甘利明氏の後継としての擁立
神奈川20区は、2024年10月の衆院選で自民党の甘利明元幹事長(75)が立候補し、次点で落選した選挙区である。甘利氏は同年12月に次期衆院選への不出馬を表明しており、地元支部では新たな支部長の選考が進められていた。その中で、地元出身の金澤氏を後継候補として擁立する方針が固まったとみられる。
金澤結衣氏の経歴
金澤氏は1990年生まれ、神奈川県の祖父母の実家で幼少期を過ごした。上智大学卒業後、江崎グリコ株式会社に勤務。その後、政治改革への思いから政界を志し、日本維新の会の『維新塾』を卒業。2020年に同党の東京第15区支部長に就任し、2021年の第49回衆議院選挙に初出馬した。同選挙では44,882票を獲得し、比例次点で惜敗。その後も補選を含め東京15区から3度出馬したが、いずれも議席獲得には至らなかった。
日本維新の会からの離党と自民党への転身
2024年9月12日、金澤氏は日本維新の会を離党。離党理由として、党の在り方が自身の目指す政治と異なってきたことや、地域の声を受けて進むべき方向を見直したいとの考えを示していた。その後、自民党への入党が取り沙汰されていたが、今回、神奈川20区の支部長として擁立される見通しとなった。
今後の見通し
地元支部は既に金澤氏を新たな支部長に推す方針で一致しており、近く開かれる県連の総務会で正式に選任が諮られる見通しである。昨年の衆院選で神奈川20区は立憲民主党の大塚小百合氏(45)が初当選を果たしており、次期衆院選では金澤氏と大塚氏の一騎打ちとなる可能性が高い。
- 自民党は神奈川20区の支部長に金澤結衣氏を擁立する方針。
- 日本維新の会から東京15区で3度出馬経験があり、2024年9月に同党を離党。
- 甘利明元幹事長の後継として、地元支部が金澤氏を推す方針で一致。
- 次期衆院選では、現職の立憲民主党・大塚小百合氏との対決が予想される。