2025-03-04 コメント投稿する ▼
高校卒業生の就職活動改革を提案
河野氏によると、高卒者の23%が自分が就職した企業を「0点」と評価し、6%が3か月以内、9%が半年以内に離職するというデータが示されています。これは、企業と生徒の間にミスマッチが生じ、長期的な就業が難しくなる原因となっていると述べています。
この問題を解決するために、河野氏は「受入保留アルゴリズム(DA)」を活用した新しい仕組みを提案しています。このアルゴリズムでは、生徒が自分が希望する企業を順位付けして申告し、第一志望の企業から内定が出れば、他の企業からは内定が出ない仕組みです。これにより、一人の生徒に内定が集中することや、内定を得られない生徒が出ることを防ぎ、適切なマッチングが実現されます。
さらに、求人票の電子化やデジタル技術を活用することで、従来の一人一社制を見直し、より柔軟で効率的な就職活動を実現できるとしています。これにより、生徒は自分の希望や適性に合った企業を選択しやすくなり、企業側も多様な人材を採用しやすくなると期待されています。
河野氏は、このような制度改革を進めることで、高卒者の就職活動がより適切に進み、双方にとって満足度の高い結果が得られると考えています。