2025-06-30 コメント: 1件 ▼
奈良市で相次ぐ職員の不祥事 不正アクセス・パワハラ・無断欠勤…問われる公務員の倫理と信頼回復
なりすましで人事情報を不正閲覧
奈良市の道路維持課に勤務する主務の男性職員(35)が、人事課など他部署の職員になりすまし、合計31回にわたって人事情報や業務メールを不正に閲覧していたことが明らかになった。
不正行為が行われていたのは令和4年5月から令和6年4月までの2年間にわたり、市の業務端末を利用して行われたという。奈良市は6月30日、この職員に対し停職2カ月の懲戒処分を科した。
男性は調査に対し、「自分の人事情報などを知りたかった」と話しているが、内部通報をきっかけに発覚。市は昨年11月、男性を不正アクセス禁止法違反の疑いで奈良署に告訴し、今年4月には奈良簡易裁判所が罰金20万円の略式命令を出している。罰金はすでに納付済みとのことだが、公務員としての行為としては深刻な信用失墜行為であることは否めない。
「公務員がこんな低レベルの不正をやるのか…」
「気になるからって勝手に見ていいって思考が怖い」
「こんな人が税金で雇われてるとか正直キツい」
「不正アクセスって普通なら懲戒免職レベルでは?」
「軽すぎる処分が逆にモラルハザードを呼ぶのでは」
消防署ではパワハラ横行
一方、奈良市西消防署では署長補佐の男性職員(50)が訓練中、部下3人に対して繰り返し大声で怒鳴るなど、5件のパワーハラスメントを行っていたとして、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分が下された。
市によると、暴力や体罰は確認されなかったが、訓練という場での威圧的な指導は、精神的な苦痛を与えるものであり、明確なパワハラと判断された。期間は令和6年5月から8月にかけてで、比較的最近の事案だ。
消防という緊張感の高い職場においても、上司の立場にある者が節度ある指導を行う責任がある。部下の育成を掲げながらも、威圧的な言動によって信頼関係を損なう行為は、組織の士気にも大きな影を落とす。
「また消防でパワハラか…指導と怒鳴りは違うよね」
「声が大きいだけの上司、本当にいらない」
「命を守る仕事なのに、内部から人を壊してどうする」
「若い職員が辞めたら地域の損失だよ」
「この処分で反省するか疑問」
無断欠勤の常習者も処分
さらに、奈良市市民税課に勤務する主務の男性職員(39)も、令和6年度中に正当な理由なく計3日1時間の無断欠勤をしていたとして、減給10分の1(1カ月)の処分を受けた。
この職員は、令和5年度にも同様の無断欠勤で戒告処分を受けており、再発防止の意識に乏しかったことが問題視された。職場への報告義務を怠る行為は、市民の信頼を裏切るだけでなく、同僚にも業務のしわ寄せを与えるもので、職務放棄といっても過言ではない。
こうした一連の不祥事が立て続けに明るみに出たことは、市役所という市民サービスの最前線に立つ公務員に対する信頼を大きく揺るがす。
組織ぐるみの体質が問われる
処分された職員個人の問題で片付けるには、あまりにも不祥事が多発している。職場内でのチェック体制、管理監督者の責任、職員教育の不備など、構造的な問題が疑われても仕方がない。
内部通報によって発覚した今回の不正アクセスも、逆に言えば、それまで組織内で誰も把握していなかったという意味でもある。これは情報管理の甘さと同時に、組織としての危機管理能力の低さも露呈している。
奈良市は、今後職員倫理の研修を強化するとしているが、再発防止策は本当に実効性のあるものになるのか。市民の信頼を取り戻すには、透明性のある調査と説明責任、そして継続的な組織改革が求められる。
「市役所ってこんなにゆるいの?って思った」
「処分されるだけマシかもしれんけど、甘い」
「奈良市の人事管理、どうなってんの?」
「住民の税金で給料出てるって意識がなさすぎ」
「公務員の身分が守られすぎて腐ってるんじゃない?」