2025-06-14 コメント投稿する ▼
奈良市・仲川げん市長が5選出馬へ 「行政運営は熟知」と改革継続訴えるも長期政権に賛否
奈良市・仲川げん市長が5選出馬表明 改革継続を訴えるが、有権者の目は厳しく
奈良市の仲川げん市長(49)が14日、7月に予定されている市長選挙に5選を目指して無所属で立候補する意向を正式に表明した。2009年に初当選して以来、市政を率いてきた仲川氏は「行政運営には熟知している」と自信を見せつつ、「財政再建や行政改革を止めるわけにはいかない」と継続路線を強調した。しかし、市政運営への評価は一枚岩ではなく、長期政権への懸念も広がっている。
5期目に挑む「改革派市長」 自負と継続路線
仲川氏は14日、市内で開いた記者会見で「これまで15年間、市民の皆さんと共に課題に向き合ってきた。今後もその姿勢を貫きたい」と述べ、市政運営の経験をアピールした。特に力を入れてきたのが財政健全化と市役所改革で、「目の前の課題に対処するだけでなく、将来を見据えた投資も必要だ」と語った。
在任中には、奈良市の財政危機に対応しつつ、ICT化や子育て支援施策などを推進。近年では観光政策の見直しや市職員制度の再編にも着手しており、一定の成果が評価されてきた。一方で、議会との対立や市民との温度差もたびたび報じられており、5期目の出馬には賛否が割れているのが実情だ。
選挙戦の構図と参院選との同日実施
今回の市長選は、参議院選挙と同じ7月に投開票が行われる予定で、市選挙管理委員会はすでに同日選の方針を固めている。市長選への立候補を表明したのは仲川氏で3人目。他の2人の候補予定者については明言されていないものの、対抗馬も現れる見通しだ。
選挙戦の焦点は、「現職による継続」と「新たな風」のどちらを市民が選ぶかにある。仲川氏は「改革のバトンを誰かに渡すにはまだ早い」と意欲を見せるが、15年の長期政権に対して「世代交代を求める声が強まっている」との見方も出ている。
長くやってるけど、最近はスピード感がない印象
改革というけど、市民の声が反映されてるとは思えない
他に適任がいないなら、5期目も仕方ないかも
任期が長すぎると感覚がズレてくる。市民感覚と乖離してないか?
奈良市は変化が必要。新しいリーダーを見たい
問われる「実績」と「刷新」への期待
仲川市長のこれまでの市政には、地方自治体としての安定感と一定の成果があることは事実だ。しかし、市政の継続によって惰性や閉塞感が生まれるリスクも否めない。とりわけ、若年層や新住民を中心に「変化」や「新しい発想」への期待は高まっており、今回の選挙は単なる現職VS挑戦者の構図ではなく、「経験」と「刷新」の選択となる。
財政再建や職員改革に取り組んできた手腕が本物ならば、その評価は選挙結果に反映されるはずだ。逆に、有権者が「もう十分」と判断すれば、長期政権の幕引きとなる可能性もある。
参院選と同日実施という日程は、普段よりも注目度の高い選挙になる可能性がある。有権者の関心が市政にも向く中で、仲川氏が掲げる「熟知」と「改革の継続」がどれほど説得力を持つか。これからの選挙戦に注目が集まる。
ネット上の声
「熟知してる」と言われても、最近の奈良市に勢いを感じない
市民の声を拾い上げる姿勢が欲しい。それが改革の本質では?
5期もやるつもりなら、これまでの実績をもっと明確に説明してほしい
他の候補次第では変えたい気持ちもある
奈良の未来を担う若いリーダーも見てみたい