2025-02-18 コメント投稿する ▼
「萩生田光一氏、高校無償化政策に懸念を表明—予算優先で教育政策が後回しに
萩生田光一氏、高校無償化に対する懸念を表明
自民党の萩生田光一衆議院議員(東京24区)は、18日に行われた自民党内での高校無償化を巡る議論について強い懸念を示しました。
萩生田氏は、自身のX(旧Twitter)アカウントで、「現在進行中の無償化議論は、予算成立を優先させた結果、教育政策として十分に議論されていない」と指摘し、無責任な議論が進められていることに対して憤りを感じていると述べました。
問題点の指摘
萩生田氏は、現在の無償化政策に関して4つの重要な問題を挙げました。
1. 先行事例の検証不足と地方の影響
大阪や東京の取り組みを十分に検証することなく、無償化政策が進められている点を問題視。特に地方の公立高校への影響について、教師の雇用や地域経済にどのような影響を与えるのかを真剣に議論すべきだと指摘しました。
2. 私立高校無償化による不公平感と外国人留学生の問題
私立高校を無償化した場合、公立学校と私立学校の間で支給額に差が生じ、公立の生徒たちに不公平感を与える可能性があることを懸念。また、外国人留学生への授業料支援に関しても、国民の理解が得られるか不安を感じていると述べました。
3. 私学助成との整合性と教育活動への影響
私学助成との関係や、私立学校が行う独自の教育活動(例えば短期留学など)にかかる費用が授業料に上乗せされることで、制度が公平でなくなる可能性があると指摘しました。
4. 財源確保の不透明さ
高校無償化にかかる予算の財源確保について、具体的な計画が示されていない点に疑問を呈し、他の教育予算が削減されるようなことは避けなければならないと強調しました。
将来の影響に懸念
萩生田氏は、これらの問題点を十分に議論しないまま政策が進められることに対して、「本当に子どもたちのためになる政策になるのか」と疑問を投げかけました。また、拙速に進めることが将来に禍根を残す可能性があると警鐘を鳴らし、時間をかけてしっかりと議論を重ねる必要があると訴えました。