2026-02-09 コメント投稿する ▼
萩生田光一氏が高市首相会見の司会に抜擢、裏金問題抱える幹事長代行の完全復権に批判殺到
裏金問題で処分を受け、公明党が連立離脱した際に問題視した人物を、高市首相が会見の司会という目立つポジションに起用したことで、「これが国民に対する挑戦的メッセージ」との声が上がっています。 しかし、「理解を得られていない」と認めながら、裏金問題の当事者を会見の司会に据えるという矛盾した対応に、批判が集まっています。
壇上には麻生太郎副総裁、鈴木俊一幹事長ら自民執行部が並び、NHKの中継では冒頭から萩生田氏が自己紹介し、会見時間などを伝えている様子が放送されました。高市首相の横に司会の萩生田氏が並んでいる状態で会見が進行し、その光景にネット上では驚きと批判の声が広がりました。
「うわー、萩生田さん堂々と表舞台に出始めた」
「司会が萩生田さんという衝撃」
「スタートから裏金議員って何考えてるの」
「萩生田氏を司会に据えたことが一番の所信表明だよな」
「これが国民に対する挑戦的メッセージ」
裏金問題で処分、政策秘書は略式起訴
萩生田氏は、いわゆる裏金問題で処分を受け、2024年の前回衆院選では自民非公認で当選した経緯があります。さらに2025年8月には、政策秘書が略式起訴されるという問題も抱えています。にもかかわらず、2025年秋に高市総裁が党執行部の幹事長代行に起用したことで驚きが広がりました。
この人事は、公明党が連立離脱を決断した際の問題項目の一つにも挙げられていました。公明党は萩生田氏の党執行部起用を問題視し、自民党の政治とカネの問題に対する姿勢を疑問視していたのです。それにもかかわらず、高市首相は衆院選圧勝後の記者会見という重要な場面で、萩生田氏を司会という目立つ役割に据えました。
会見では、取材側から「今回、派閥の裏金に関与した候補についてもかなりの方が当選した。政治とカネの問題については国民の理解が得られたとお考えか」との質問が飛びました。その瞬間、萩生田氏が下を向いて手元の資料を確認している様子がNHKの中継で映し出され、視聴者からは「気まずそう」「当事者が司会って何なの」といった反応が相次ぎました。
高市首相は「旧派閥の政治資金収支報告書の不記載に関する問題について、今回の選挙で国民の皆様の理解を得られたと申し上げる考えはございません」と述べました。しかし、「理解を得られていない」と認めながら、裏金問題の当事者を会見の司会に据えるという矛盾した対応に、批判が集まっています。
「自民党の議員としては4年ぶりの当選」と笑いを誘う
萩生田氏は2月8日の衆院選で東京24区から8選を果たしました。午後11時半ごろに選挙事務所に現れた萩生田氏は、支援者らに「自民党の議員としては4年ぶりの当選」と語り、支援者の笑いを誘いました。この発言は、2024年の前回選挙で自民非公認だったことを自虐的に表現したものですが、裏金問題への言及は一切ありませんでした。
萩生田氏は「皆さまのお心をいただいた結果だ」と強調し、「皆さまの思いを背負って国会に戻り、しっかり仕事をしていきたい」と抱負を述べましたが、自身が抱える問題について説明する姿勢は見られませんでした。
東京24区は創価大学をはじめ、公明党の支持母体である創価学会の関連施設が集まり、学会員も多い地域です。3万から4万とされる公明の組織票が、中道改革連合の候補に流れるとみられていましたが、萩生田氏は「公明票が一斉に中道に流れる事態にはならない」との強気の見方を示していました。結果的に萩生田氏が勝利し、裏金問題を抱えながらも地元での支持は揺るがなかった形です。
裏金候補43勝2敗の「完全復権」
今回の衆院選では、自民党の派閥裏金事件に関わった候補者が次々と当選を決めました。裏金問題に関与した候補は43勝2敗という圧倒的な勝率を記録し、「政治とカネ」の問題は選挙結果に影響を与えませんでした。
高市首相は会見で「今回の衆議院選挙で、過去に不記載はあったものの、仕事をする機会を与えられた議員には、国民の皆様のために全力で働いてもらいたい」と述べました。また、「ルールを徹底的に遵守する自民党を確立し、新しい事実があった場合には厳正に対処してまいります」とも語りましたが、すでに発覚している問題については「仕事をする機会を与える」という姿勢を明確にしました。
萩生田氏はかつて安倍晋三元首相の側近として知られ、2025年の高市体制発足時には幹事長代行に起用されました。この人事について、当時から「裏金問題の当事者を執行部に起用するのか」との批判がありましたが、高市首相は起用を強行しました。
ネット上では「気になって高市さんの話が耳に入らない」
会見の司会を萩生田氏が務めたことについて、ネット上では批判が殺到しました。「びっくりした」「司会萩生田氏かよw」「え?司会が萩生田なの?なんで」「完全復活やな」といった驚きの声とともに、「萩生田氏を司会に据えたことが一番の所信表明だよな。気になって高市さんの話が耳に入らんよ」「萩生田氏が司会、前面に出てくるんですね」といった皮肉めいた投稿が相次ぎました。
特に注目されたのが「これが国民に対する挑戦的メッセージ」という指摘です。高市首相は会見で「国民の理解を得られていない」と認めながら、裏金問題の当事者である萩生田氏を会見の司会という目立つポジションに起用しました。この対応は、自民党が政治とカネの問題を軽視し、選挙に勝てば何でも許されるという姿勢を示していると受け取られています。
衆院選で自民党は316議席を獲得し、単独で憲法改正の発議に必要な3分の2を確保する歴史的圧勝を収めました。高市首相にとって、この結果は「高市が首相でいいか」を問うた選挙での国民の信任を意味します。しかし、その勝利会見で裏金問題の当事者を前面に出したことは、国民の懸念を無視した挑戦的な姿勢として批判を浴びています。
高市首相は「新しい事実があった場合には厳正に対処する」と述べましたが、すでに明らかになっている裏金問題については「仕事をする機会を与える」という対応です。選挙に勝利したことで、自民党は政治とカネの問題を事実上不問にする姿勢を鮮明にしたと言えるでしょう。萩生田氏を会見の司会に起用したことは、まさにその象徴的な出来事でした。