2025-04-04 コメント投稿する ▼
杉田水脈氏、差別的発言に謝罪 参院選出馬を前に過去の問題再浮上
問題発言とその経緯
杉田氏が問題視されたのは、2016年に国連会議に出席した際のブログ投稿です。その中で、在日コリアンやアイヌ民族を侮辱するような内容が含まれており、後に札幌と大阪の法務局から「人権侵犯」と認定されました。この問題が注目されたのは、杉田氏が総務政務官に就任していた2022年12月。政務官辞任と共にブログも削除されましたが、その後も発言は波紋を広げ続けています。
謝罪と弁明
杉田氏は、テレビ番組「ABEMA Prime」に出演し、差別的発言について「傷ついた方に対して深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。一方で、当時の状況を説明し、「私も罵倒されて、売り言葉に買い言葉であのような言葉を書いてしまった」と弁明しました。具体的には、国連会議で約100人に囲まれ、「お前、杉田水脈だろ!」と罵声を浴びせられる中で書いたブログだったと言います。杉田氏は、自身を取り囲んだ人々を「小汚い」と表現したものの、アイヌ民族や在日コリアンを指したわけではないと強調しました。
参院選への出馬と批判
杉田氏は、2025年の参院選に自民党から比例代表で出馬することを決めており、再び政治の舞台に立つことが明らかになっています。しかし、過去の発言や裏金問題が再度注目され、批判の声も上がっています。ひろゆき氏などからは、「差別的発言を喜ぶような人たちの支持を集めるために政治活動をしているのではないか」との厳しい指摘も出ています。
今後の対応と説明責任
杉田氏は自身の発言について謝罪を行いましたが、今後の対応については慎重な姿勢を見せています。杉田氏は「削除して謝罪しているので、これ以上は説明しない」と述べつつも、「きちんと仕事をしっかりしていきたい」と今後の政治活動に意欲を見せています。
一方で、杉田氏に対しては依然として強い批判の声が上がっており、新聞労連などからは「差別的発言の撤回と謝罪、議員辞職を求める声も」出ています。杉田氏のこれからの活動と対応が、今後の政治情勢にどのような影響を与えるのか、注目されるところです。