2025-08-27 コメント投稿する ▼
杉田水脈氏「新聞写真にクレーム入れられる?」 石丸発言きっかけに波紋
杉田水脈氏「新聞に載る写真ってクレーム入れられるの?」 自身の写真を添えて疑問
自民党所属の元衆院議員・杉田水脈氏が27日、自身のSNSに「新聞に載る写真ってクレーム入れられるんですか?」と投稿し、注目を集めた。発端は、前安芸高田市長で政治団体「再生の道」代表を退任した石丸伸二氏が記者会見で「新聞に使われた自分の写真の選び方」に苦言を呈したことだった。杉田氏はこの発言を受け、自ら報道で使われた写真を4枚添え、「クレーム可能なのか」と疑問を投げかけた。
杉田氏が示したのは、不機嫌そうな表情や目を見開いた瞬間、さらには動画から切り抜いたと思われる静止画など、いずれも本人の意図とは無関係に報道で使われたとみられるものだった。プロフィール用に公開している写真とは異なり、「発言中の一瞬」を切り取ったものが中心だった。
石丸氏の会見発言がきっかけ
石丸氏は27日の会見で、新聞社のウェブ版サムネイルに「目をつむった表情の写真」が使用されたことに触れ、「特段の意図なくこうした写真を選んだのなら仕事の意識が低い」と不満を述べた。さらに「普通に正面を向いている写真はいくらでもあった」と主張し、メディアの姿勢に疑問を呈していた。
杉田氏はこれを引用し、「えっ!? 新聞に載る写真ってクレーム入れられるんですか?」と投稿。自身の写真を示すことで「政治家の意に沿わない瞬間の写真がしばしば報道に使われる現実」を可視化した。
ネットの反応は賛否
杉田氏の投稿に対してはさまざまな反応が寄せられた。
「自分で写真持ってるの面白すぎる」
「これはクレーム入れてもいいレベル」
「政治家は切り抜かれるものだから仕方ないのでは」
「確かに酷い写真ばかりで悪意を感じる」
「報道の自由と政治家の肖像権、難しい問題だね」
といった声が並び、共感と冷静な指摘が交錯している。
一方で、日本保守党の百田尚樹代表もこの件に言及。石丸氏が「報道側に抗議するなら、逆に記者の写真を使ってやる」と訴えたことについて、「気持ちは分かるが報復の姿勢はどうかと思う」と苦言を呈した。
政治家とメディアの「写真を巡る攻防」
政治家の報道写真は、政策や発言そのもの以上に印象を左右する。発言中の瞬間や目を伏せた表情が紙面やウェブで使われれば、読者にネガティブなイメージを与えることもある。
石丸氏の問題提起と杉田氏の疑問は、単なる写真選択の話にとどまらず、報道機関の意図、政治家の肖像権、そして「印象操作」の境界線を改めて浮き彫りにした。今後、政治家とメディアの関係において「どこまでが報道の自由で、どこからが不当な扱いなのか」が改めて議論になる可能性がある。
杉田水脈氏が報道写真の扱いに疑問 石丸発言きっかけに波紋
杉田氏の投稿はユーモアも交えつつ「報道写真の選び方」の不公平さを訴えた形となった。石丸氏の会見を契機に、政治家と報道をめぐる「写真を通じた攻防」が新たな論点として浮上している。