2025-06-24 コメント投稿する ▼
斉藤りえ氏が参院選に自民党比例で出馬表明|聴覚障がい者の声を国政へ届ける挑戦
聴覚障がいの都議・斉藤りえ氏、参院選に自民比例で出馬へ 「多様性の声を国政に」
東京都大田区選出の都議会議員・斉藤りえ氏が、次期参議院議員選挙に自由民主党の比例代表候補として立候補することを表明した。記者会見は6月24日14時30分から、自民党本部で行われる予定で、同党の野田聖子衆議院議員も同席する。
この度、私斉藤りえは来る参議院議員選挙に自由民主党比例区候補として出馬を決意いたしました
斉藤氏は、聴覚障がい者としての実体験をもとに「誰もが声を届けられる政治の実現」を目指して活動を続けてきた。2009年には銀座の「筆談ホステス」として注目を集め、2015年に北区議、2021年には都議に当選。今回の国政挑戦は、その延長線上にあるという。
今回の出馬にあたり、自民党は「多様性の尊重と社会的包摂」の観点から、障がいのある政治家の存在が国政に新たな視点をもたらすと評価している。斉藤氏もまた、教育や福祉、情報保障の強化など、障がい当事者の目線を政策に反映させていく考えを示している。
一方、かつて立憲民主党からの出馬経験があることもあり、ネット上では「政治的スタンスがぶれている」といった批判も。特に保守層からは「理念が定まっていない」との厳しい意見も見られる。だが斉藤氏は、あくまで「政策実現のために最も有効な選択をした」と説明している。
今回の会見には、自民党東京都比例区第九二支部の支部長として出席するとされ、同時にSNSでのライブ配信も行われる見通しだ。
報道機関の皆様におかれましては大変ご多忙のところ恐縮ですが、是非ともご出席いただきますようお願い申し上げます
会見では、自民党の中でどういった立ち位置で選挙戦を戦うのか、比例順位や組織的なバックアップ体制についても問われるだろう。さらに、障がい者政策の中身や国政で何を実現したいのか、その具体性が問われることになる。
聴覚に障がいを抱えながらも政界で活動してきた斉藤りえ氏。比例代表での出馬が意味するものは、「共生社会の実現」という理想の一歩となるか。それとも、現実との乖離を問われる厳しい選挙戦となるか。今後の動向に注目が集まる。