2024-10-26 コメント投稿する ▼
山田太郎議員、不倫報道で政務官辞任も議員辞職は否定 信頼回復へ“姿勢で示す”
政務官辞任の山田太郎議員、不倫報道を認め謝罪 議員辞職は否定
女性との不倫関係が週刊誌で報じられた自民党の山田太郎参議院議員(56)が、文部科学政務官を辞任した。26日に国会内で記者団の取材に応じ、「私の不徳の致すところ。国民の皆さんにご迷惑をおかけしました」と頭を下げた。一方で、議員辞職については「その考えはない」と否定した。
「妻以外と男女の関係になったのは事実」―冒頭に謝罪の言葉
会見では冒頭、自ら用意したメモを読み上げながら、山田氏は謝罪の言葉を口にした。
「報道にありました通り、妻以外の女性と男女の関係になったのは事実です。長年支えてくれた妻を裏切ってしまいました。本当に申し訳ない」と語り、数秒間深く頭を下げた。
また、「その女性の方にも、心からお詫び申し上げます」と、当事者への謝罪にも言及した。金銭の授受があったとの一部報道には「一切ない」と強く否定し、「法的措置も視野に入れている」と述べた。
政務官としての自覚欠如を認め、辞任を表明
山田氏は、「国会開会前日に、このような行動を取ったことは政務官として自覚に欠けていた。審議の妨げになってはならない」とし、自らの判断で盛山正仁文部科学相に辞表を提出したことを明かした。これを受け、政府は26日に辞表を正式に受理。後任には本田顕子参議院議員が就任した。
議員辞職には否定的な姿勢、信頼回復に努めると強調
一部記者から議員辞職の意向を問われた山田氏は、「その考えはない」と明言。「信頼を失ったことは重く受け止めている。政治家として何をすべきか、行動で示していきたい」と述べた。
また、夫婦関係について「妻は今回のことを許してくれた。“やり直そう”と言ってくれた。これからの人生をかけて償っていく」と語った。
政権への影響と今後の注目点
政務官の辞任は岸田政権にとって痛手となる。内閣支持率が低迷する中での不祥事報道は、政権運営に少なからぬ影響を与えるとみられる。
山田氏は2010年の参院選でみんなの党から立候補し落選したものの、2012年に繰り上げ当選。2019年には自民党から出馬し、約54万票を得て再選された。これまで、子ども政策やデジタル関連施策の推進などに取り組んできた実績がある。
今回の問題を受けて、山田氏がどう信頼を取り戻すのか、また政権への影響がどこまで広がるのか、今後の動向が注目される。