2025-06-30 コメント: 1件 ▼
TOKIO解散に福島知事「大きな衝撃」 城島茂さんから謝罪の電話「申し訳ない」の言葉繰り返す
TOKIO解散に福島県知事も驚き
人気グループ「TOKIO」の解散発表を受け、福島県の内堀雅雄知事は6月30日の記者会見で、「大きな衝撃だ。本当に残念でならない」と沈痛な面持ちで語った。TOKIOは東日本大震災と原発事故以降、長年にわたり福島県の復興を支援し、深い信頼関係を築いてきた。
城島さんから謝罪の電話「何度も申し訳ないと」
知事によると、解散発表の前日となる6月26日に、リーダーの城島茂さんから直接電話があり、約20分間にわたって会話を交わした。城島さんは電話の中で「申し訳ない」という言葉を繰り返し、福島県との関係に対する責任を強く感じている様子だったという。
内堀知事は、これまで県産品のPRや復興支援イベントなどに協力してくれたTOKIOの活動に深く感謝を表明。「解散という決断は受け止めるが、今後も福島と関わってほしい」と、城島さんと松岡昌宏さんに引き続きの協力を要請したことを明らかにした。
「TOKIO課」やCMの今後は未定
福島県とTOKIOの絆は象徴的な形でも存在していた。2021年には県庁内に仮想部署として「TOKIO課」を創設。グループの名を冠したこの取り組みは、県民との距離を縮め、復興の希望を象徴する存在として機能してきた。
また、城島さんが出演する福島県産モモのテレビCMは、解散発表直後の6月27日から放映が始まっており、今後の出演継続や「TOKIO課」の取り扱いについては現時点で「未定」とのことである。
震災以降の「信頼と支え」
TOKIOは2011年の東日本大震災以降、何度も福島を訪れ、県産品の魅力を発信し続けてきた。その姿勢は「本気で寄り添う芸能人」として多くの県民に感謝され、TOKIOへの信頼は厚かった。
城島さんをはじめとするメンバーの真摯な姿勢は、原発事故後の風評被害に苦しむ生産者にとって大きな励みとなり、「芸能人としてではなく、福島の“仲間”として寄り添ってくれた」と語る声も多い。
今後も変わらぬ関係に期待
解散によりグループとしての活動は一区切りを迎えるが、内堀知事は「これまでのように、引き続き何らかの形で支えていただければ心強い」と語り、TOKIOとの関係の継続に期待を寄せた。