2025-05-29 コメント投稿する ▼
中国、与那国島沖EEZ内のブイ撤去 日本政府の弱腰対応に国民の怒り噴出
中国、与那国島南方のEEZブイを撤去 政府の後手対応に批判強まる
沖縄県・与那国島の南方、およそ170キロの海域に中国が設置していたブイが撤去されていたことが明らかになった。林芳正官房長官は5月29日の記者会見で、「中国が設置したブイは、すでに存在しないことを確認した」と述べた。中国側が今月に入り作業を行っていた様子を、海上保安庁が把握していたという。
ブイが消えたことで、日本政府は「問題は解消された」との立場を強調するが、その一方で国民からは「そもそもなぜ許したのか」との厳しい声が相次いでいる。
なぜ中国はブイを設置したのか?
中国が設置していたブイは、表向きには海洋観測用とされるものの、軍事的な情報収集を行う可能性が指摘されている。設置場所は台湾にも近く、台湾有事を想定した活動の一環であるとみる専門家もいる。
ブイの設置は今回が初めてではない。中国はこれまでも日本のEEZ内にブイを複数回設置し、長期間放置してきた前例がある。これにより海域の実効支配を既成事実化しようとする意図が疑われてきた。
政府の「静観」姿勢に不信広がる
今回の件でも、日本政府はブイ設置に対して明確な抗議を行ったものの、撤去までに中国側の自発的行動を待つのみで、日本としての対抗措置は何も取らなかった。林官房長官は「引き続き警戒監視を徹底する」と述べたが、「なぜ設置された当初に強く対応しなかったのか」という疑問には答えていない。
国際法上、日本が勝手に撤去することは難しいとの見方もあるが、EEZ内の安全保障を軽視するような姿勢に、専門家や有識者からも懸念が出ている。
ネットでは政府の無力さを指摘する声
X(旧Twitter)やThreads上では、政府の対応に対する不満が爆発している。
「中国が勝手に設置、勝手に撤去。日本はただ見てるだけ?」
「撤去されたからいい、で済む話じゃない。主権意識がなさすぎる」
「次はブイじゃなく艦船かもしれない。対応が遅すぎる」
「どうして自国のEEZなのに、撤去を依頼することすらできないの?」
「中国詣をやった与党議員は即刻責任を取り議員辞職しろ!」
安全保障の空白をどう埋めるか
与那国島近海は、日本の防衛の最前線でもある。中国の動きに対して有効な手段を取らなければ、今後も同様の事例が繰り返される可能性がある。日本政府は国民の信頼を取り戻すためにも、形式的な抗議だけではなく、法的整備や実効的な対応の強化が求められている。
今回の「撤去確認」で幕引きにするのではなく、なぜ設置を許したのか、なぜ自国のEEZ内の異物に手を出せなかったのか――その本質的な問題が、今まさに問われている。