2025-10-02 コメント投稿する ▼
林芳正官房長官の大阪欠席に批判「大阪軽視だ」自民総裁選で地方軽視問題浮上
2日に大阪市で開かれた自由民主党(自民党)総裁選の演説会で、林芳正官房長官が欠席したことに府連関係者の落胆が広がりました。 地元関係者は「大阪軽視だ」と強い不満を示し、林氏が地方への説明責任を果たせなかったと受け止めています。 府連関係者は、林氏が大阪を訪問できなかったことについて「日程の調整を工夫できなかったのか」と指摘しました。
林芳正氏欠席、大阪で広がる落胆
2日に大阪市で開かれた自由民主党(自民党)総裁選の演説会で、林芳正官房長官が欠席したことに府連関係者の落胆が広がりました。
石破茂首相が岡山県に出張していたため、林氏は緊急事態に備えて東京で待機を余儀なくされました。結果として大阪会場に姿を見せられず、演説は録画映像に代わりました。
地元関係者は「大阪軽視だ」と強い不満を示し、林氏が地方への説明責任を果たせなかったと受け止めています。会場では映像が流れましたが、拍手はわずかで支持者の温度差が鮮明になりました。
「林氏の声を直接聞きたかった」
「動画だけでは熱意が伝わらない」
「地方に来る優先順位が低いのではと感じた」
「官房長官としての責任は理解するが残念だ」
「大阪を軽んじる態度に見える」
府連からの批判と疑問
府連関係者は、林氏が大阪を訪問できなかったことについて「日程の調整を工夫できなかったのか」と指摘しました。
首相の行動予定に合わせて林氏が都内待機したのは理解できるが、討論会に出られない状況を前提に日程を設定した総裁選挙管理委員会への不信も募っています。
ある幹部は「候補者が全員出席できない演説会に意味があるのか」と批判し、党の地方軽視体質が表れていると断じました。大阪は維新との競争が激しい地域であり、支持者の士気を維持するためにも候補者本人が登壇する意義は大きかったといえます。
投票直前の影響
党員・党友票の締め切りは3日に設定されています。郵送を考えると、多くの票はすでに投じられているとみられますが、「最後に顔を見て判断したい」と望む有権者にとって林氏欠席の影響は無視できません。
大阪会場では「欠席候補を支持しづらい」との声もあり、林氏にとっては不利に働く可能性があります。
一方で、欠席の理由が国家の安全保障上の事情であることを理解する層もあり、「官房長官の立場を優先したのは当然」と擁護する意見も出ています。府連内でも賛否が割れており、林氏の大阪での支持基盤は揺らぎかねません。
林氏が直面する課題
林氏は石破政権を支える要の一人であり、国政の安定を担う立場にあります。しかし今回の欠席で、地方組織への目配りが欠けているとの印象が広がりました。
今後、林氏が総裁選を勝ち抜くには、大阪をはじめとする地方支部に真摯に向き合い、直接説明する姿勢を見せる必要があります。
自民党が「ドロ船政権」と批判される現状で、林氏が中央偏重の象徴と映れば党全体の弱体化にもつながります。大阪軽視と受け止められた今回の欠席は、単なる日程上の不運では済まされません。林氏自身の政治姿勢をどう示すかが問われています。
 
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
			       
                    