2025-08-07 コメント投稿する ▼
「市民不在の石垣市政に終止符を」砥板芳行氏が市長選へ決意、献金と私物化の終わりを訴え
「市民の声が届く石垣市政へ」砥板陣営が総決起大会で訴え
“市政の私物化”に終止符を 砥板芳行氏が市長選へ決意
沖縄県石垣市で行われる市長選(8月10日告示、17日投開票)に向け、新人で前市議の砥板芳行(55)氏が7日夜、市内ホテルで総決起大会を開催した。砥板氏は、長年にわたる市政の“私物化”と“市民不在”を厳しく批判。「既得権益に偏った長期政権からの脱却」を強く訴え、市民本位のまちづくりへの転換を呼びかけた。
市民不在のまちづくりを終わらせよう
と檄を飛ばす砥板氏。選挙戦のテーマは、前市長・中山義隆氏の“独善的な政治”から市政を取り戻すことにある。
「ハートに火がついた」東山盛氏も怒りと覚悟
同時に行われる市議補選には、東山盛敦子氏(58)が出馬を表明。壇上で感情を込めた演説を行った。
不信任決議を見たとき、本当に腹が立ちました。職員のミスを隠して、公文書を偽造して、嘘の答弁をした。ニュースで“職員のせい”と言っていたあの人(前市長)は許せない。この人が私のハートに火をつけた
と語り、石垣市政に対する深い憤りを明かした。
「私物化された市政」からの脱却へ 支援者からの声
砥板氏後援会の知念辰憲氏も、
(不信任決議の一連の流れは)市政の私物化、独善的な風土だ。こういう市政をもう終わらせよう
と断言。砥板氏が「市長として最もふさわしい」と強調し、支援を呼びかけた。
野党系市民団体の代表らも次々と登壇。「チェンジ市政の会」や「ピースバード」などの関係者がマイクを握り、現市政を「欺まんに満ちた」と糾弾。会場では、
石垣市の将来を守るためには、今こそ市政を変えるときだ
との声が続出した。
高まる政権批判 政党からも支援の動き
大会には、高良沙哉参院議員も激励の動画を寄せ、砥板氏の決意にエールを送った。ラストは「ネクスト6」の新里昌央氏の音頭で、「ガンバロー三唱」により会場全体が一体となった。
背景には“献金スキャンダル”と“市有地無償貸与”問題も
なお前回市長選をめぐっては、現職(当時)中山氏の選対本部長が代表を務める自民党県連支部に、ゴルフ場開発企業から選挙中に300万円の献金があったことが判明している。
また、市有地の23ヘクタールを企業に無償貸与した契約や、市有林18ヘクタールを“事実上の贈与”とする対応など、市の異常な肩入れも問題視されている。
つまり、単なる「交代」ではなく、問われているのは市政の信頼回復そのものである。