2025-09-01 コメント投稿する ▼
嘉手納基地第1ゲート移設で渋滞解消へ 宮崎政久議員が公約実現
嘉手納基地ゲート移設で渋滞解消へ 宮崎政久衆院議員が公約実現
沖縄2区選出の宮崎政久衆議院議員は1日、嘉手納飛行場の第1ゲートを移設し、周辺道路の慢性的な渋滞解消に向けた取り組みが実現したと発表した。新しいゲートは同日早朝から使用が開始され、国道58号につながる町道から直進で基地へ進入できるようになった。
宮崎氏によると、この計画は自身が1期生だった頃、地元の砂辺や浜川地域の住民から「通勤時間帯に基地へ入る車両で道路が渋滞し、動かなくなる」との切実な声を受けたことが出発点だった。以降、日米両政府に働きかけ、基地内を含む工事を進めてきたという。
「長年の渋滞が解消されるのは本当にありがたい」
「やっと地元の声が届いた」
「国と米軍の調整に時間がかかったと思う」
「公約を実現したのは評価できる」
「地域と基地が共存できる仕組みをもっと増やしてほしい」
住民要望から始まった取り組み
この問題は、基地周辺の町道に朝夕多くの車両が集中し、通勤や生活に大きな支障をきたしていたことから、住民から度重なる要望が出ていた。宮崎氏は「地元からの声が政治を動かした」と強調。今回のゲート移設は、住民生活と基地運用の両立を模索する取り組みの一つといえる。
地元議員との連携
宮崎氏は発表の中で、北谷町議会の與儀誠議員や、その父である朝祺氏からも要請を受けていたと述べ、感謝の意を示した。地域の自治体議員と国会議員が連携して課題解決に当たったことが、今回の実現につながった形だ。
基地と地域社会の共存への一歩
嘉手納基地を巡っては、騒音や環境負担など多くの課題が存在する。一方で、今回のようにインフラ整備によって地域住民の生活改善につながる事例は、基地と地域が共存するモデルケースとして注目される。渋滞の解消は住民の生活の質を高めるだけでなく、緊急車両の通行にも寄与すると見込まれる。
嘉手納基地ゲート移設が示す地域課題解決の可能性
今回の第1ゲート移設は、住民の声を出発点に日米両政府を巻き込んで実現した成果だ。沖縄の基地問題は依然として根深いが、生活に密着した課題については改善の余地があることを示した事例ともいえる。地域と国、さらには米軍を交えた調整によってどのように共存を図るか。今後も注目される。