2025-08-26 コメント投稿する ▼
兵庫・斎藤知事に「辞めろコール」 顔隠す抗議に多田ひとみ氏が苦言
兵庫・斎藤知事への「辞めろコール」現場を目撃
元参院選兵庫県選挙区候補の多田ひとみ氏が、自身のSNSで兵庫県の斎藤知事に対する抗議行動を目撃した様子を伝えた。投稿によれば、男性約40人、女性10人弱が「斎藤辞めろ」とコールを上げる場面があったという。多田氏は「いつも音だけ聞こえていたが、実際に見に行った」とし、参加者の多くが顔を隠していたことに注目した。
「反斎藤の方は9割。🕶️や😷で顔を隠す人ばかり。顔を隠してまで既得権益を守りたいのか、それとも陰謀論者なのか」と多田氏は指摘。「批判や誹謗中傷するなら顔と名前を出して堂々とすればいい。でもしない」と綴った。
批判の矛先と「顔を隠す抗議」
抗議活動の参加者が顔を隠すこと自体は珍しくないが、多田氏は「正当な主張をするなら顔を出して堂々と発言すべき」と主張。匿名性のもとで誹謗中傷が広がる社会風潮にも重ね、「陰に隠れての批判は建設的でない」と疑問を呈した。
一方で、斎藤知事に対する不満が一定数存在していることも事実だ。参加者の多くが「斎藤知事の政策に反対」という立場を取っていたとされ、知事の県政運営を巡る賛否の分断が浮き彫りとなった。
斎藤知事の対応に評価
多田氏は投稿の最後に「斎藤知事は揚げ足を取られないよう定型文を言い続け、誹謗中傷は無視し、粛々と県政を進めている」と記した。抗議活動を前にしても冷静な態度を崩さず、行政の責務に徹する姿勢を評価した形だ。
SNS上でも、こうした知事の対応に共感する声が寄せられている。
「批判は自由だが、顔を隠して叫ぶだけでは説得力がない」
「知事が動じず仕事を進めているのは良いこと」
「反対意見を言うなら責任を持って名乗るべき」
「誹謗中傷は民主主義を弱らせるだけ」
「知事が定型文で応じるのは無難だが正解だと思う」
県政と市民の信頼関係をどう築くか
今回の「辞めろコール」は、県政に対する一部の不満を象徴する出来事となった。ただし、顔を隠しての参加や誹謗中傷的な言動は、建設的な議論に発展しにくく、むしろ政治不信を助長する懸念もある。政治に対する不満や要望は、公開の場で実名をもって表明することこそが、民主主義社会において正統性を持つ。
斎藤知事が批判を正面から受け止めながらも、冷静に県政を進める姿勢は、長期的には信頼の積み重ねにつながるだろう。県政と市民の関係を良好に保つには、批判する側にも責任ある態度が求められる。