2025-07-17 コメント投稿する ▼
どうこ茂候補、実績と誠実さで挑む3期目 消費税減税に「待った」の理由とは?
豊富な行政経験を武器に3期目へ
参議院富山県選挙区で3期目を目指す「どうこ茂」候補が、選挙戦終盤に向けて活動を加速している。34年にわたる政治経験を「すべて使い切る覚悟」で挑むと語るどうこ氏は、富山県議会議員、氷見市長、参議院議員、さらには国土交通副大臣や文部科学大臣政務官など、地方と国政の両面において幅広く実績を積んできた。
中でも、今年発生した能登半島地震への対応では、「液状化対策で被災者や自治体の負担が少ない制度を整えた」と語り、災害復旧・復興に対する現場目線の政策形成力をアピール。「被災前よりももっと元気な明るいまちを」と、単なる復旧ではなく、地域の未来像まで見据えたビジョンを訴える。
「地震対応の迅速さはさすが。現場をよく見てる」
「復旧じゃなく“再生”を語れる政治家って貴重だと思う」
「消費税減税」に慎重な理由
どうこ氏が特徴的なのは、物価高が争点となる今回の選挙戦で、流行のように叫ばれる「消費税減税」に距離を置く立場を明確にしている点だ。
「消費税を減税すれば、医療・福祉・子育て支援が立ち行かなくなる。それが一番のしわ寄せとなって、地方の暮らしや弱い立場の方々に影響が出る」と主張し、単純な減税策ではなく、生産性の向上と構造的な賃上げによる可処分所得の増加を重視する。
確かに一時的な負担軽減にはなるが、その反面、社会保障の原資が減るリスクは否めない。税制議論をポピュリズムで終わらせない姿勢に、経験の重みを感じさせる。
「減税には賛成だけど、“誰が損するか”まで説明してるのは誠実」
「バラマキではなく、根本治療をするってスタンスは評価したい」
「国難」の中の安定政権を訴える
また、米国の関税強化政策に触れ、「それが波のように国難として押し寄せている」とし、これに対応できるのは「安定した政府与党」だと訴える。
国際情勢が混沌とする中、「自民党・公明党の連立による確かな政権運営」が必要だと主張し、富山県民に「そのための一票を」と呼びかけた。外交・経済の地殻変動が続く中、国内政治における「安定」というキーワードが、有権者の判断材料として再評価されつつあるのも事実だ。
「外のリスクが高まってる今こそ、内政の安定が重要だよね」
有権者は「実行力」と「誠実さ」をどう見るか
どうこ氏の政治スタイルは「温厚で実直」。大きな声や派手なパフォーマンスはなくとも、一歩一歩積み重ねてきた実績と、何より現場を知る視点が持ち味だ。
ただ一方で、SNS時代の政治においては、分かりやすい言葉や即効性のある政策が注目を集めやすく、「地味な実務型」が埋もれてしまう懸念もある。それでもなお、どうこ氏は「これまでの政治経験をすべて使い切る」と語り、静かに、しかし確実に支持を拡げている。
「選挙は祭りじゃない。政治とは人の痛みに寄り添うこと」――その言葉にどれだけの有権者が共鳴するか。最終盤の戦いに注目が集まっている。