2025-06-10 コメント投稿する ▼
山尾志桜里氏、SNSの批判に「想定以上だったが断念なし」 国政復帰へ逆風にも覚悟の出馬
山尾氏、SNSの批判に「想定以上」も「断念は一度も考えず」
国民民主党から参院選への出馬を予定している山尾志桜里元衆院議員が6月10日、記者会見で国政復帰への決意を語った。擁立報道以降、SNSでは賛否が飛び交っており、山尾氏も「正直、批判の量と温度は想定以上だった」と率直に明かした。
それでも、「出馬を断念するという気持ちには一度もなったことがない」と明言し、むしろ逆風を受け止めて前進する姿勢を強調。「もう一回国政に挑戦すると国民に宣言した以上、改めて街に立って、批判も応援も『助けて』という声も受け止めたい」と述べ、実際に有権者の声を直接聞く「どぶ板選挙」への意欲をにじませた。
会見では、過去の政治活動や発信をめぐり、ネット上で山尾氏に対する厳しい批判が噴出している現状についても問われ、「全部を見ることはできていないが、一つのアラートとして、見逃すことがないようにしなければならない」と語り、批判の声も真摯に受け止める姿勢を見せた。
信念を貫くスタイルは健在 “逆風慣れ”の強みも
山尾氏は過去にもさまざまな批判やバッシングを受けてきた政治家の一人だ。特に民進党・立憲民主党時代の憲法改正をめぐるスタンスや私生活に関する報道などで賛否を巻き起こしてきたが、そのたびに「説明責任と再挑戦」で乗り越えてきた実績がある。
今回の参院選出馬にあたっても、「自分に足りなかったものと、今だからこそ届けられるものを自覚して選挙に臨む」と話し、過去の経験を糧に“再挑戦型政治家”としての道を歩もうとしている。
「批判に逃げず向き合おうとする姿勢は好感持てる」
「何度も立ち上がるのが山尾氏らしい」
「嫌いな部分もあるけど、政策の中身は聞く価値がある」
「逆風にさらされながらも出馬断念しない覚悟は本物だと思う」
「ネットの批判だけで判断するのは危険。現場で見極めたい」
SNS上では厳しい意見が相次ぐ一方、こうした“覚悟を評価する”声も徐々に目立ち始めている。
国政復帰のカギは「対話」と「実行力」
山尾氏が今回掲げるのは、これまでの憲法議論、子育て支援、労働政策、さらには安全保障やスパイ防止法に関する踏み込んだ提案など、左右に偏らない現実主義的な政治スタンスだ。かつては“リベラル系のホープ”と呼ばれたが、近年は改憲や防衛政策にも積極的に発言するなど、「現実に即した政策提案」を志向する政治家へと変貌しつつある。
国民民主党が掲げる「対決より解決」という旗印とも一致し、政党としての立ち位置を象徴する候補としての意味合いも大きい。あえてネットで賛否が激しく分かれる候補を前面に出すことは、リスクであると同時に「挑戦する政党」のイメージを強化する試みでもある。
山尾氏自身も、「政策を問う選挙にしたい。SNSで騒がれる言葉だけではなく、生活を変える提案ができるかで選んでほしい」と語り、政策重視の選挙戦に持ち込みたい意向をにじませている。
選挙戦は“地上戦”重視 有権者の反応がカギ
山尾氏は「デジタル選挙の時代でも、街に立って話を聞くのが一番の原点」として、SNS上の動向に過度に振り回されることなく、地道な対話型の選挙運動に軸足を置く方針だ。
ネット上ではネガティブな声が拡散されやすいが、現場での対話はまだまだ政治家と有権者を直接つなぐ強い接点となる。今回の選挙で山尾氏がどれだけ「SNSの評価」と「現実の評価」を乗り越えていけるかは、山尾氏自身の言葉と行動にかかっている。