2025-05-27 コメント投稿する ▼
山尾志桜里氏の再出馬に賛否噴出 国民民主が“保守配慮”の夫婦別姓法案を国会提出へ
国民民主、夫婦別姓法案を国会提出へ “保守にも配慮”の姿勢強調
国民民主党が、かねてから議論が続いてきた「選択的夫婦別姓」の導入に向けて動き出す。玉木雄一郎代表は5月27日、記者会見で、党として独自の法案を28日に衆議院へ提出する方針を明言した。法案の柱となるのは、結婚の際に戸籍の筆頭者を一方に定め、子どもについてはその姓に統一するという制度設計。玉木氏は、「伝統的な家族観を尊重した構成にしている」と語り、保守的な立場の有権者にも理解を求める姿勢を見せた。
日本では現在、夫婦が結婚時に同姓を選ばなければならず、女性が姓を変更するケースが圧倒的に多い。今回の法案は、姓の選択自由を認める一方で、家族単位での姓の統一を保つことで、家庭の一体感や戸籍の整合性にも配慮した内容となっている。
山尾志桜里氏の出馬報道に党内外で波紋
一方で、国民民主党が参議院選挙の比例代表候補として元衆議院議員の山尾志桜里氏(本名・菅野志桜里)を擁立するという報道が波紋を広げている。2017年に不倫報道で政界を一時離れた山尾氏の“再起”に対し、SNSを中心に賛否が噴出している。
玉木代表はこうした批判に対し、「本人が自ら説明することが必要だ」と発言。党としても説明責任を果たすよう促す考えを示した。「国民の信頼を得るには、自身の言葉で過去を語る場が欠かせない」とも語り、記者会見の場などを設けるよう提案する意向を明らかにした。
SNSでは賛否が激しく交錯
今回の法案提出や山尾氏の出馬をめぐって、SNS上ではさまざまな意見が寄せられている。政治の透明性や候補者の適格性をめぐる議論が活発化している。
「山尾さん、いくら政策が良くても信頼できない。まず過去の説明をきちんとすべき。」
「ようやく夫婦別姓が動き出したのは評価したい。でも玉虫色の内容なら意味がない。」
「保守にも配慮っていうけど、そんなに折れてたら改革じゃないでしょ。」
「山尾さんの再登場、正直びっくり。出馬するなら正面から説明してほしい。」
「家族単位の姓統一は理解できる。子どもの混乱を防ぐという意味では合理的だと思う。」
今後の展望と課題
* 国民民主党は「選択的夫婦別姓」の独自法案を28日に衆議院へ提出する。
* 法案は保守層に配慮しつつ、姓の選択自由を保障する仕組みを採用。
* 元衆議院議員・山尾志桜里氏の比例代表擁立をめぐり、党内外から賛否が噴出。
* 玉木代表は「候補者自身の説明責任」を強調し、記者会見の必要性に言及。
* SNSでは信頼回復や制度設計の妥当性に対する議論が活発に行われている。
夫婦別姓制度の是非とともに、過去の経緯を持つ候補者の擁立が有権者にどう受け止められるか。国民民主党にとって、今回の一連の動きが今後の党勢にどのような影響を及ぼすかが注目される。