2025-05-14 コメント投稿する ▼
国民民主党、山尾志桜里氏を参院選擁立 – 憲法改正と人権外交に再挑戦
国民民主党、山尾志桜里氏を参院選比例代表に擁立
国民民主党は、今年夏の参議院選挙に元衆議院議員の山尾志桜里氏(50)を比例代表として擁立することを発表した。山尾氏は2021年に衆院選への出馬を見送ったが、今回の参院選には旧姓「山尾」を名乗り立候補する。これは、これまでの政治キャリアが「山尾」姓で認識されているためと説明している。
「正も負も背負っていきたい」と語る山尾氏は、政治家としての過去の評価から逃げず、改めて挑戦する意志を明らかにした。
憲法改正と人権外交に注力
山尾氏は、議員時代から憲法改正を重要課題として訴え、「立憲的改憲」という独自の立場を掲げてきた。特に、緊急事態条項の導入や自衛隊の明記を提唱し、現実的な安全保障政策の必要性を訴えている。また、日米欧の議員で構成される「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」の共同議長を務め、中国の人権問題に対する制裁法を求めるなど、人権外交にも積極的に取り組んできた。
山尾氏は「力の支配に対抗するためには、法の支配と人権の価値を守ることが必要」と主張し、世界的な民主主義の防衛を目指している。
過去のスキャンダルと再挑戦
しかし、山尾氏には過去のスキャンダルもつきまとう。民進党時代には待機児童問題で政府を厳しく追及し注目を集めたが、元秘書によるガソリン代計上問題や、週刊誌による不倫疑惑報道が政治活動に影響を与えた。これを受け、2017年には民進党を離党し、無所属での出馬を余儀なくされたが、辛くも当選を果たしている。
こうした経験について山尾氏は「10年の政治家としてのキャリアとその評価から逃げない。正も負も背負っていきたい」と語り、スキャンダルも含めた自身の過去を受け入れている姿勢を強調した。
ネットユーザーの反応
山尾氏の参院選出馬に対して、ネット上では多様な反応が寄せられている。
「スキャンダルはあったけど、政策提言は評価できる。」
「政治家としての経験はやはり強み。」
「中国への人権制裁を訴える姿勢に共感。」
「正も負も背負う覚悟、応援したい。」
「人権外交の経験を活かしてほしい。」
* 国民民主党は山尾志桜里氏を参院選比例代表に擁立。
* 山尾氏は旧姓「山尾」で出馬し、政治家としての過去に正面から向き合う意向。
* 憲法改正や人権外交など、現実的かつ独自の政策提言を継続。
* 過去のスキャンダルを乗り越え、政治家としての再挑戦を目指す。
山尾氏の再起が国民民主党の支持拡大につながるか、注目が集まっている。