2025-04-23 コメント投稿する ▼
国民民主、菅野志桜里氏の擁立見送り 過去の不倫報道で世論に配慮し決定保留
国民民主、参院選候補選定に慎重姿勢
国民民主党は、2025年夏の参議院選挙に向け、候補者の選定に細心の注意を払っている。特に、比例代表での擁立が検討されていた元衆院議員の菅野志桜里氏(50)については、過去の不倫疑惑が再燃し、23日の党会合で公認決定が見送られた。
菅野氏は、過去に不倫疑惑が報じられた経緯があり、22日に出馬報道が出ると、SNS上で批判が噴出した。これを受け、党は判断を保留し、玉木雄一郎代表と榛葉賀津也幹事長が対応を預かる形となった。
東京選挙区での積極的な擁立
一方、東京選挙区(改選数6)では、元NHKアナウンサーの牛田茉友氏(39)と会社員の奥村祥大氏(31)の2人を擁立することを決定した。玉木代表は、「東京から国民民主の思いや政策をしっかりと日本全国に熱伝導させていきたい」と意気込みを示した。
東京選挙区は、自民党や立憲民主党も2人を擁立する全国屈指の激戦区であり、国民民主党にとっても「最重点選挙区」と位置付けられている。榛葉幹事長は、「党全体の趨勢を見たときに2人とも出さない手はない。積極的に戦おうという結論になった」と述べた。
大阪選挙区での候補者選定の難航
大阪選挙区(改選数4)では、日本維新の会に所属していた前衆院議員の足立康史氏(59)の擁立を模索しているが、足立氏の過去の言動を巡り、支持を受ける連合が強く反発し、最終的な結論に至っていない。
国民民主党は、即戦力となる議員経験者の擁立を進めているが、候補者の過去の問題が選定に影響を与えている。特に、菅野氏の不倫疑惑が再燃したことで、党は慎重な対応を迫られている。
- 国民民主党は、参院選比例代表での菅野志桜里氏の擁立を見送り。
- 東京選挙区では、牛田茉友氏と奥村祥大氏の2人を擁立。
- 大阪選挙区での足立康史氏の擁立は、連合の反発により結論に至らず。