2025-12-07 コメント投稿する ▼
山尾志桜里氏、共産党と立憲民主党議員の中国発言に苦言「誤った認識が国際社会に広がる」
山尾氏は、**共産党の山添拓参院議員と立憲民主党の野田佳彦代表の名前を挙げ、両者が中国に対する強い批判を避ける一方で、日中双方に責任を転嫁するような発言をしていることに対し疑問を呈した。 山尾氏は、軍事的緊張を引き起こしているのは中国であり、日本ではないことを強調し、「事実誤認を国際社会に広げることは不適切だ」と指摘した。
山尾志桜里氏、中国を批判する一部野党議員の発言に苦言
元衆議院議員の山尾志桜里氏が7日に自身のX(旧ツイッター)を更新し、共産党と立憲民主党の一部議員の発言に対して厳しく批判した。山尾氏は、特に中国に関する議論において、事実誤認に基づく発言が日中双方に悪影響を及ぼすと指摘し、野党議員たちに警鐘を鳴らした。
山尾氏は、共産党の山添拓参院議員と立憲民主党の野田佳彦代表の名前を挙げ、両者が中国に対する強い批判を避ける一方で、日中双方に責任を転嫁するような発言をしていることに対し疑問を呈した。「中国を諫めるべき場面でなぜ日中双方を諫めたがるのか理解に苦しむ」とし、これを「中国が仕掛けた認知戦で日本の議員がオウンゴールを決めるようなものだ」と表現した。
中国の軍事的行動を誤認する発言
山尾氏が特に問題視したのは、山添議員が「緊張関係を煽る軍事的行動は互いにすべきではない」と発言した点である。山尾氏は、軍事的緊張を引き起こしているのは中国であり、日本ではないことを強調し、「事実誤認を国際社会に広げることは不適切だ」と指摘した。また、野田代表が「お互い激しく罵り合いヒートアップしている」と発言したことにも異議を唱え、両者の発言が事実を歪曲し、誤ったメッセージを世界に発信する結果を招いていると警告した。
山尾氏は、「100隻超えの軍艦等を東アジア地域に展開し軍事的緊張を煽っているのは中国であって日本ではない」と改めて主張し、中国の行動こそが現在の緊張の本質であるとした。
中国のナラティブ形成と日本の冷静な対応
さらに山尾氏は、中国が現在、欧米を訪れて広めようとしている「敗戦国日本が中国を挑発し、戦勝国が作った戦後秩序を覆そうとしている」というナラティブに対抗すべきだと述べた。日本が取るべき立場として、「戦後秩序とは戦勝国による序列秩序ではなく、武力による現状変更を禁止する国際的ルールである」という冷静で論理的な態度を国際社会に伝える必要があると強調した。
山尾氏は、これが「中国の台湾への武力統一を抑止するためにも重要な立場である」と付け加え、特に重要な局面である今、日本政府の姿勢が問われるべきだと述べた。
野党議員に求める冷静な発言
山尾氏はまた、野党議員が日本政府に対して批判的な立場を取ること自体は理解できるが、現状において中国政府による事実のすり替えとナラティブ形成を助長するような言論は控えるべきだと強調した。日本の政治家は、国内外で冷静で正確な情報を発信し、中国の意図をくみ取った上で戦略的に対応することが求められているとし、誤った発言が国際的な誤解を招かないようにすることの重要性を訴えた。
SNSでの反響
山尾氏の投稿は、SNS上で大きな反響を呼んだ。支持の声や賛同する意見も多かったが、一部からは反発の声もあがった。中国に対する強い批判を避け、対話と平和的解決を重視するべきだとする意見も見受けられた。議論は続いており、今後の発言や動向が注目されている。
「山尾志桜里氏の指摘、納得。中国の行動が一番の問題なのに、日中双方を非難するのは変だと思う。」
「事実に基づいた発言をしないと、国際的にも誤解を招く。冷静な対応が必要。」
「今、野党の発言が中国のナラティブに加担しているとは思いたくないけど、気になる。」
「日本は中国と対話を重ねるべきだし、過激な発言は避けるべきだ。」
「山尾氏の意見に賛成。今は一貫した冷静な外交が求められる。」