2025-04-19 コメント投稿する ▼
羽田次郎氏が参院選・長野選挙区で再選出馬表明 自民・参政党と三つ巴の激戦へ
参院長野選挙区、三つ巴の争いに 羽田次郎氏が再選出馬を表明
今年夏に予定される参議院選挙の長野選挙区(改選数1)で、立憲民主党の現職・羽田次郎氏(55)が再選を目指して出馬することを正式に発表した。羽田氏は4月19日、長野市内で記者会見を開き、弱い立場に置かれた人々への支援を掲げながら、地域に根ざした政策の実現を誓った。
「子どもたちが未来に夢を持てる社会に」
羽田氏は会見で、「今の日本では、子どもたちが将来に夢を持てず、大人たちも年を重ねることに不安を感じている。そんな世の中を変えたい」と強調。その上で、若者や高齢者、女性など社会的に弱い立場にある人たちをしっかり支える政策を推進すると語った。
羽田氏は東京都出身で、兄は元国土交通大臣の羽田雄一郎氏。2021年、兄の急逝に伴う補欠選挙で初当選し、今回が2期目への挑戦となる。現場主義を貫くスタイルで知られ、今回は「食料品の消費税ゼロ」を中心とする生活密着型の政策を前面に押し出す構えだ。
自民・藤田氏は地方創生を訴え
一方、羽田氏に挑むのは、自民党から立候補を表明した新人の藤田ひかる氏(34)。外務省や大手コンサル会社での勤務経験を持ち、国際的な視野と実務経験を強みにしている。父親が長野市中条の出身で、藤田氏自身も「ふるさと長野への恩返し」を掲げ、地方創生や人口減少対策に力を入れると語っている。
参政党・竹下氏は“現場の声”を代弁
さらに、参政党からは竹下博善氏(42)が立候補を表明。自身は造園業を営み、地元の課題に長年向き合ってきた経験を武器に「政治をもっと生活に近づける」ことを目指す。農業の後継者不足や中山間地の過疎化など、身近な課題の解決を訴え、草の根の支持を広げようとしている。
長野選挙区は激戦必至
今回の選挙区は定数1。つまり、3人が出馬しても議席を得られるのは1人だけという構図だ。現職に挑む2人の新人が、どれだけ地元に浸透できるかがカギとなる。
- 羽田次郎氏(立憲民主党)が再選を目指して出馬表明
- 藤田ひかる氏(自民党)は地方創生と人口減少対策を強調
- 竹下博善氏(参政党)は地域密着の課題解決を訴える
羽田氏の知名度と実績に対し、若さや行動力を前面に出す新人2人。長野選挙区は、政策力と地元への訴求力が勝敗を分ける注目の選挙区となりそうだ。