2025-07-10 コメント投稿する ▼
「島を戦場にさせない」タカラさちか候補が宮古島で訴え 平和外交と暮らし守る政治に共感広がる
島を戦場にさせない──タカラさちか候補が宮古島で訴え 平和外交と暮らしを守る政治を実現へ
「このままでは島が戦場に」タカラ候補が危機感と決意を訴え
参議院選挙沖縄選挙区(改選数1)が大激戦となる中、オール沖縄の統一候補・タカラさちか氏は7月10日、宮古島市内を駆け巡り、有権者に「島を戦場にさせない政治」の実現を強く訴えた。
宮古島では近年、自衛隊のミサイル部隊の配備が進み、保良地区には弾薬庫の建設も進行中。島は急速に「軍事拠点化」されつつあり、市民の間では不安と緊張が高まっている。
タカラ候補は、「政府は“有事”の際、全島民を避難させる計画を進めています。つまり、戦場にすることを前提にしている」と警鐘を鳴らした上で、「命を守るべき政治が、住民の暮らしと土地を切り捨てている」と強く批判した。
『このままだと、ミサイルが飛んできても“仕方ない”ってことにされる』
『宮古島は私たちのふるさとであって、盾じゃない』
訴えを聞いた農業男性(74)は、弾薬庫のすぐ近くで畑を耕しているという。「自分の畑のすぐ横に、爆薬が保管されるなんて信じられない。“何かあったら”じゃなく、もう“狙われる前提”になっている」と語り、「タカラさんを当選させなければ、沖縄は本当に大変なことになる」と語気を強めた。
戦争準備ではなく、憲法に基づいた平和外交を
タカラ候補は、「この島を“戦略拠点”と呼び、敵の攻撃対象にしようとしているのが今の政権の姿です」と批判。日本の防衛政策が軍事一辺倒に傾く中、「戦争準備ではなく、平和外交こそが命を守る道です」と訴えた。
さらに、「憲法の理念に基づき、対話と協調による平和の構築を」と主張し、アジアの国々との関係改善やASEANとの連携を模索すべきだと提言。「“攻められたらどうする”ではなく、“攻めさせないためにどうするか”を考えるべき」と語ると、大きな拍手が起きた。
『平和を願うだけじゃ守れない。行動する政治が必要だ』
『防衛じゃなくて外交。タカラさんの言葉には信念がある』
その姿勢に共感したのは、保守層の住民も同様だ。ある高齢者は「基地には反対じゃなかった。でも、今のやり方は島を守るどころか、狙わせてる」と述べ、心境の変化を明かしていた。
暮らし優先の政策も提示 消費税・教育・住宅に手を打つ
タカラ氏の訴えは、軍事問題だけにとどまらない。物価高が島の家計を直撃する中、「消費税を減税し、ガソリンの暫定税率は廃止する」と明言。島外への高校生のスポーツ遠征や文化交流にかかる費用の公費支援、住宅不足の解消策なども具体的に掲げ、「政治が暮らしの味方になる社会」を提案した。
『東京の政治家は家賃も物価も“実感”がないんだよね』
教育費の負担軽減や子育て支援についても触れ、「学ぶ機会や夢をあきらめさせる社会に未来はない」と述べ、地域と子どもの将来を支える政策を次々と語った。
共にマイクを握った赤嶺政賢衆院議員、高良鉄美・伊波洋一両参院議員も、「命と暮らし、憲法を守る政治を実現するには、タカラさちかさんしかいない」と強く訴えた。
「命と暮らしを守る一票を」最後まで訴え続けるタカラ氏
「選挙は、声なき人の声を届ける唯一のチャンスです」
演説の締めくくりで、タカラ候補はこう語った。「戦争を止めるには、選挙で“NO”を突きつけるしかありません。宮古島を戦場にしない。その決意を、私に託してください」
静かに、しかし深くうなずく人々の姿がそこにあった。タカラさちか候補の言葉は、単なるスローガンではなく、宮古島に生きる人々の「実感」と深く重なっていた。