2025-05-29 コメント投稿する ▼
公約辺野古基地の海砂採取に赤嶺政賢氏が猛抗議 沖縄の海岸浸食と自然破壊に警鐘
赤嶺議員、海砂採取の即時中止を要求 沖縄北方特別委で政府を追及
沖縄の自然環境を守るべきだとして、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員が、辺野古新基地建設に絡む“海砂採取の問題”に再び警鐘を鳴らした。5月29日の衆議院沖縄北方特別委員会で赤嶺氏は、やんばる地域の沿岸部で深刻な海岸浸食が進行していると指摘し、政府に対して「新基地のためにこれ以上自然を壊すべきではない」と厳しく迫った。
ウミガメの産卵地が消える危機
赤嶺氏は、国頭村や大宜味村の海岸線を自ら現地調査し、その上で「謝敷海岸のように、もともとウミガメが産卵に訪れていた場所ですら、消滅の危機にある」と強調。一部の護岸ではすでに浸食による崩落が確認され、地域住民からも不安の声が相次いでいるという。村議会でも問題は深刻視されており、海岸の保全対策が緊急の課題として浮上している。
防衛省の“過剰採取計画”を批判
さらに赤嶺氏は、防衛省が辺野古新基地の地盤改良工事のため、年間採取量の2倍にあたる約390万立方メートルもの海砂を調達しようとしている点にも言及。「このままでは沖縄の海岸線が丸ごと崩れてしまう。県民が望まない基地建設のために、自然を犠牲にするのは到底許されない」と訴えた。
海岸浸食の原因について、かつて国土交通省が「沖合での砂利採取が影響している」との見解を有識者会議で示していたことも取り上げ、「政府自身が原因を認識しているのに、なぜ繰り返すのか」と疑問を投げかけた。
政府の姿勢に強い不満
これに対し、本田太郎防衛副大臣は「環境への影響に配慮しながら工事を進めている」と答弁。だが赤嶺氏は「配慮と言葉にしても、実際の海岸は浸食で崩れている。現場を見れば誰でも分かる」として、政府の対応に不信感をあらわにした。
また国交省の担当者が「今年度から対策工事に着手する」と説明したことにも、「その前に海砂の採取を止めなければ対策にならない」と重ねて主張した。
ネットでも共感と疑問の声
X(旧Twitter)やFacebookでは、赤嶺氏の訴えに共鳴する声が多く投稿されている。
「赤嶺さんの指摘はもっとも。自然を壊してまで基地を作るのはおかしい」
「沖縄の海が壊されていくのを見ているのはつらい」
「国交省も防衛省も責任の押しつけ合いをしてるように見える」
「環境保護は政府の最優先課題じゃないの?」
「これ以上、基地建設で沖縄を痛めつけるのはやめてほしい」
沖縄の声を無視するな
赤嶺議員の姿勢は一貫しており、「辺野古新基地の建設は中止すべき」という主張の中に、沖縄の自然や住民生活を守る強い意志が込められている。辺野古問題をめぐっては、環境影響や地元の合意形成の不在など多くの論点があり、海砂採取という側面もまた、沖縄に重くのしかかっている。
政府が真に環境保全と住民の声に耳を傾けるならば、まずやるべきは「自然の破壊を止めること」だ。赤嶺氏の訴えは、単なる反対論ではなく、沖縄の未来を守ろうとする具体的な警告である。
この投稿は赤嶺政賢の公約「辺野古新基地は民意の力で断念させる」に関連する活動情報です。この公約は3点の得点で、公約偏差値31.3、達成率は0%と評価されています。