2025-02-05 コメント投稿する ▼
辺野古新基地建設費超過の原因と赤嶺政賢議員の中止要求
費用の想定超過
初めに、政府は新基地建設に約3,500億円を見込んでいました。しかし、2019年には軟弱地盤の改良工事が必要となり、予算が約9,300億円に引き上げられました。その後、報道によると、最終的な総事業費は1.2兆円に達すると予想されています。このように、当初の予算見積もりが大きく超過する事態が現実のものとなっていることが、赤嶺氏の強い批判を呼び起こしています。
工事の進捗と予算消化
赤嶺議員は、工事の進捗が当初の計画よりも遅れている中で、予算の消化が進んでいる点を問題視しています。例えば、2025年度末までに投入される埋め立て土砂量は、辺野古側で318万立方メートル、大浦湾側で36万立方メートルと予想されていますが、これは当初計画の20%に過ぎません。しかし、予算はすでに約80%が使われている見込みで、このまま進むと予算の超過が避けられないと指摘しています。
費用超過の一因は基地反対派の活動対応
赤嶺氏は、費用超過の原因の一つとして、基地反対派による妨害行為や抗議活動に対応するための費用が含まれている点を指摘しています。これには、反対運動に伴う警備強化や、抗議行動に対する対応策などが含まれており、予算の膨張に拍車をかけていると述べています。このような追加的なコストが、元々の予算を圧迫し、事業の総費用を一層増大させていると批判しています。
中止を求める声
赤嶺氏は、進捗率が低いにもかかわらず予算消化が高いという現状に対して、「工事の実態を踏まえた見積もりを再評価すべきだ」と強く求めました。さらに、「工事の中止」を求める声を上げ、政府の対応を厳しく批判しています。
シュワブ再編成工事の超過
また、赤嶺氏は米軍キャンプ・シュワブの再編成工事についても触れ、当初の予算750億円を超過し、すでに898億円が執行されていることを指摘しました。この額は想定の1.5倍に達しており、赤嶺氏は「こんないいかげんなやり方は許されない」と批判しています。
米側との協議の影響
赤嶺議員は、米軍側との協議により、新たな施設整備が追加される可能性についても言及しました。これに伴う費用増加を懸念し、米軍基地建設に対して無制限に予算を投入する姿勢は許されないと強調しています。
赤嶺政賢議員は、辺野古新基地建設における費用の膨張、工事進捗の遅れ、そして政府の見積もりが現実に即していない点に強く反発しています。彼の主張は、工事の中止とともに、政府が新たな費用の見積もりを見直し、より透明で責任ある対応を求めるものです。