2025-06-26 コメント: 1件 ▼
石平氏の出馬を「未来への道しるべ」と語る徐浩予氏 中国系出身者の政治進出に期待
石平さんが出馬、当選して欲しい。なぜなら、前例となる開拓者が成功したら、後世の後継者がどんどん開拓者が歩いていた道や同じやり方で、どんどん成功できるようになる
徐氏はこのように投稿し、石平氏の立候補が「中国出身者の新たな道を切り拓く象徴になる」として歓迎の姿勢を示した。出身や政党、イデオロギーを超えて、同郷の出身者としての共感を重視している様子がうかがえる。
どの政党や左か右か関係なく、中国出身者の観点だけで、応援するようになります
こうした言葉からは、石平氏がもし当選すれば、「中国系出身者が日本の政界に進出しやすくなる環境が整う」との希望がにじむ。さらに自身も将来的に政治の道を視野に入れていることを示唆し、投稿にはこんな一文もあった。
続く日本政治家の中に私も含めています
徐氏は、中国本土に住む14億人の中国人と、日本に在住する中国出身者や中国系日本人約100万人の存在を挙げ、「票数として無視できない」とも述べ、在日中国系住民が日本の選挙に与える影響力にも言及している。
こうした発言は一部で波紋も広げている。石平氏は中国共産党に批判的な論調で知られ、日本の保守層から一定の支持を受けている。一方、徐氏の“同郷だから応援する”という姿勢には、「イデオロギーではなく出自で応援するのは筋が違う」との冷ややかな声もある。
保守系の政治評論家は「石平氏は反中共・親日的な価値観に基づいて発言してきた人物であり、その支持層は主に日本の国益を第一に考える人々だ。単に“中国出身者だから”という理由だけの支持が、かえって彼の立場を誤解させかねない」と指摘する。
一方で、グローバル化が進む中、外国にルーツを持つ政治家が活躍することは国際的にも珍しくない。アメリカでは中国系・韓国系・インド系など多様な出自の政治家が議会に多数存在し、多様性が民主主義を支える力になっている。
とはいえ、日本では中国との外交・安全保障上の懸念も根強く、中国出身の政治家が増えることへの警戒感もある。特にスパイ防止法の議論が再燃する中で、出自と政治的忠誠心が結びつけられやすい現状は否定できない。
徐氏の投稿は、石平氏の当落を超え、「多様な出自を持つ人々が政治に参加するべきだ」という問題提起とも受け取れる。今後の動向次第では、日本における「政治と出自」の関係性を見直すきっかけになるかもしれない。